ニュース
日本通信、ドコモとの相互接続回線を強化 ユーザー増に対応
日本通信は、ドコモと相互接続している通信設備の回線帯域を10Mbps増強すると発表した。MVNOで提供している「b-mobile」などの加入者が増加しており、インフラの強化を図る。
日本通信は1月12日、NTTドコモと相互接続している回線帯域を10Mbps増強すると発表した。
同社はMVNOとしてドコモの3G網を使ったサービスを販売しており、2011年は主にスマートフォンでの利用を想定した「b-mobile Fair」「b-mobile 1GB定額」や「イオン限定b-Mobile」といったSIM製品を発売。また、ほかのMVNO企業にもドコモ回線を提供している。
ドコモとの相互接続契約では1Mbps単位で帯域を増やせるため、これまでもユーザーの増加に応じて数Mbpsごとの帯域増強を行ってきたという。しかし、提供サービスに加入する新規ユーザーがこの年末年始に大幅に増加したことや、新たなパートナー企業との提供準備のため、一度に10Mbpsの増強に踏み切った。
関連記事
- 日本通信、ドコモのLTE網にレイヤー2相互接続を申し入れ
日本通信が6月30日に、NTTドコモのLTEサービス「Xi」のネットワークへ、レイヤー2相互接続を申し入れた。現在接続に向けた協議を行っているという。 - 3100円で30日間1Gバイト分、2年縛りなし:「そうそう、これだよ」なデータ通信手段──より安価にビシビシ使える「b-mobile 1GB定額」実力検証
日本通信から最大30日間に1Gバイト分のデータ通信が可能なSIMキットが登場。同じくテータ量課金制のb-mobile Fairと比べ、どこにメリットがあるか、スマートフォンやPCデータ通信ユーザーがどう活用できるか検証する。(2011/9/30) - 料金は応分負担すべき――日本通信が考える“フェア”なデータ通信
現在のモバイルデータ通信はフェアじゃない――そんな思いから生まれた日本通信のSIM製品「b-mobile Fair」は、その名のとおり、公平な通信サービスを目指したもの。同社はSIM市場をさらにリードしていくことを狙う。 - “レイヤー2接続”が生む高い付加価値――日本通信が「Doccica」で挑む新MVNOビジネス
日本通信が発表した3G+無線LANの通信サービス「Doccica」。シームレスなマルチアクセスをシンプルかつ低価格で提供できた秘密は、ドコモとのレイヤー2接続にあった。三田社長は「これからが本来のMVNOビジネス」と意気込みを見せる。 - MVNOが実現した高速モバイルインターネット――「b-mobile3G hours150」
ドコモのFOMA網を利用する日本通信の「b-mobile3G hours150」は、人口カバー率100%という広いエリアで150時間までのHSDPA通信が利用できるサービス。同社悲願の3G網によるMVNOサービスの魅力を経営陣が語った。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.