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写真と動画で解説する「ARROWS A 101F」ドコモ/au版ARROWSとの違いは?(2/3 ページ)

ソフトバンクでは初めての参入となる富士通が開発したスマートフォンが「ARROWS A 101F」だ。下り最大42MbpsのULTRA SPEEDに対応し、かゆいところに手の届く富士通らしい機能も充実させ、使い勝手とスペックが両立している。

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ホームUIの使い勝手は?

 ホームアプリは富士通/富士通モバイル端末おなじみの「NX!comfort UI」を採用。OSはAndroid 4.0だが、従来のARROWSやREGZA Phoneなどから大きく操作性は変わっていない。ロック解除画面では右のカギアイコンに向かってフリックするとロックが解除され、左のカメラアイコンに向かってフリックするとカメラが起動する。アプリトレイではカテゴリーごとにアプリが並んでおり、名前順、ダウンロード順、利用頻度順にもソートできる。ウィジェットの一覧表示も可能になった。ステータス場面の設定パネルからはWi-Fi、Bluetooth、画面回転、プライバシービュー、FMトランスミッターなどのオン/オフをワンタッチで切り替えられる。Android 4.0標準のスクリーンショット機能も備えており、電源キーと音量ダウンキーを同時に押すと撮れる。

photophotophotophoto ロック解除画面はAndroid 4.0の標準的なものに近い。左方向にフリックするとカメラをすぐに起動できる(写真=左端、左中)。NX!comfort UIのホーム画面(写真=右中)。ピンチインでページのサムネイル表示も可能(写真=右端)
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photophotophotophoto 展示機にプリインストールされていたアプリとウィジェット。右下のアイコンを押すとアプリとウィジェットの表示を切り替えられる
photophoto 条件別でアプリの並び替えも可能(写真=左)。ステータスバーから設定できる機能(写真=右)

photophotophotophoto 展示機で確認した本体メモリは4.55Gバイトだった(写真=左端)。Androidのバージョンは「4.0.3」(写真=左中)。設定画面(写真=右中、右端)

富士通ならではの機能を多数搭載

 富士通ならではのプライバシーモードは、同社のケータイでおなじみだった機能。指定した人物に関するアドレス帳のデータや発着信履歴に加え、ブックマーク、画像、アプリを非表示にできる。画像は「ギャラリー」アプリからデータやフォルダを指定することで非表示にできる。アプリを非表示にする際は、アプリトレイから任意のアプリにチェックを入れればOK。指定した人物から着信があった場合、バッテリー残量アイコンを変更することでさり気なく知らせるステルス機能も搭載している。プライバシーモードの起動画面は、指紋センサーを長押しすることで呼び出せるが、オン/オフにはパスワードの入力や指紋認証などが必要だ。

photophotophotophoto 「プライバシーモード」では電話、メール、アプリ、ブックマーク、画像などを非表示にできる(写真=左端、左中)。アプリは個別、画像はフォルダ単位や個別に設定可能(写真=右中、右端)
photophoto プライバシーモードに設定した人物から連絡があった際に、バッテリー残量アイコンを変更させることでさり気なく通知してもらえる(写真=左)。「未登録番号として扱う」「サイレント着信通知」といった設定も可能(写真=右)

 バッテリー残量や時間帯に応じて設定できる「NX!エコ」も用意。「お手軽エコモード」「通常エコモード」「しっかりエコモード」「オリジナルエコモード」という4モードが用意されており、それぞれで省エネレベルが異なる。各モードで画面の明るさ、Wi-Fiのオン/オフなど個別の設定を編集可能だ。エコレベルを設定できるという点ではシャープの「エコ技」に似ている。エコモードを開始のタイマーは2つまで設定できるほか、朝は「お手軽」、昼は「しっかり」などエコレベルも個別に変更できる。1800mAhという比較的大きなバッテリーとあわせて、長時間利用に貢献しそうだ。

photophotophotophoto 時間帯ごとにエコレベルを設定して効率よく消費電力を抑えられる「NX!エコ」(写真=左端、左中)。エコレベルは4段階あり、それぞれ設定内容を個別に変更できる(写真=右中、右端)

 普段使いや日常生活に役立つ便利機能も充実している。ディスプレイの上にあるRGBセンサーにより周囲の光の状況を測定し、画面を自然な色味に調整する「インテリカラー」、本体を持っている間はバックライトが消えない「持ってる間ON」などを備えている。ステータスバーから設定できるプライバシービューでは、画面のコントラストを下げて表示内容を見えにくくする。本体下部には温湿度センサーを備えており、「温湿度チェッカー」アプリが現在地の温度や湿度を測定してくれる。数値をもとにした快適指数や熱中症、インフルエンザへの注意といった情報も入手できる。歩行・走行状態や周囲の環境を自動判別し、静かな場所では着信音量を小さく、歩行中や騒がしい場所では大きくする「気配り着信」も備える。

photophoto 「温湿度チェッカー」アプリ(写真=左)とウィジェット(写真=右)

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