写真で解説する「ARROWS X F-02E」:F-04Eからココが変わった(2/2 ページ)
富士通のドコモ向けフラグシップスマートフォン「ARROWS X」の3代目、「ARROWS X F-02E」が登場する。単にCPUや画面の解像度などの“数字”を誇るだけに留まらない、実際に手にして使いやすいことを目指して開発された。
ホームアプリは、ドコモ標準の「docomo Palette UI」、富士通オリジナルの「NX!ホーム」、OS標準ホームの3種類を用意している。いずれも軽快に動作するので、好きなものを選んで使おう。なお、標準ではPalette UIが起動するようになっている。
富士通スマートフォンの差別化要素になっている「ヒューマンセントリック」技術は、プライバシーを重んじるユーザーに人気の「プライバシーモード」や「スマート指紋センサー」など、F-04Eで搭載されていたものはすべて継承されている。
周囲の騒音に合わせて受話音を強調する「スーパーはっきりボイス」は、通話相手の声を自動補正する機能を追加した「スーパーはっきりボイス4」に進化した。実は、冬モデルではミドルスペックの「ARROWS Kiss F-03E」には搭載されていたものの、よりハイエンド寄りのF-04Eでは搭載されていなかったのだ。F-02Eで搭載に至ったのは、「通信チップが変わった結果」(説明員)である。あまりアピールはしていないが、通話時の反響音をカットする「響カット」や、SkypeやLINEなどIP通話アプリの音質向上機能も追加されている。
カメラ機能は大幅に刷新されている。アウトカメラは約1630万画素のソニー製裏面照射CMOSセンサー「Exmor R for Mobile」を採用した。これはARROWS史上最高の画素数となる。5群5枚のレンズを持つモジュールが大きいので、わずかながらカメラ部が筐体から出っ張っている。インカメラは約130万画素のCMOSセンサーを採用している。これらに富士通独自の画像処理エンジン「Milbeaut Mobile」を組み合わせている。キレイでカンタンな撮影を目指し、カメラのUI(ユーザーインタフェース)は全面刷新され、見た目がシンプルになった。撮影画面を右方向にフリックするとシームレスにギャラリーが表示されるのも便利だ。
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