クアッドコアCPU×大容量バッテリー搭載、ほぼ全部入り――「ARROWS V F-04E」:withシリーズ
富士通製のAndroidスマートフォン「ARROWS V F-04E」は、withシリーズの端末ながら非常に高機能なモデル。高性能CPUに大容量バッテリー、大容量メモリを搭載し、現時点で最高レベルのスペックを惜しみなくつぎ込んでいる。
NTTドコモの冬モデルとして登場する富士通製の「ARROWS V F-04E」は、エンターテインメント機能を強化したAndroid 4.0搭載のスマートフォンだ。幅65ミリのボディに、高い処理能力と大容量バッテリー、そして大容量の内蔵メモリを備える。
CPUはNVIDIAのクアッドコアプロセッサー、Tegra 3 1.5GHzを採用。3Dグラフィックスを含む画像や映像の処理がとても速く、高解像度ゲームなども快適に楽しめる。バッテリー容量は2420mAhと大きく、高速な動作とバッテリーの持ちの両立を図った。Xiは下り最大100Mbps/上り最大37.5Mbpsに対応しており、高速通信をいち早く体験可能。Xiエリアでない場所でも、下り最大7.5Mbps/上り最大5.7MbpsのFOMAハイスピードが利用できる。
ディスプレイは4.7インチのHD(720×1280ピクセル)液晶。Corning製のゴリラガラスと液晶パネルの間に空気層がない「ギャップレスディスプレイ」で、高画質化エンジンとの組み合わせで高画質な写真や映像が楽しめる。富士通製端末ならではのスマート指紋センサーも搭載しており、ロックの解除や秘密にしたい情報の保護などに活用できる。
カメラは1310万画素の裏面照射型CMOS「Exmor R for mobile」を採用し、画像処理エンジンMilbeaut Mobileとの組み合わせで高画質な写真や動画の撮影が可能だ。内蔵のストレージ領域が64Gバイトあるため、写真や動画、ワンセグやNOTTVの録画データなども余裕で保存できる。また、新たに画面をキャプチャしたあと、手書きでメモを付加して簡単に共有できる「キャプメモ」といったユニークな機能も搭載。おサイフケータイ、赤外線通信など、日本市場特有の機能ももれなく搭載する。決済を除く、NFCの一部機能もサポートした。
ボディはIPX5/IPX8の防水性能とIP5Xの防塵性能を持ち、水回りや雨の中などでも利用できる。それでいて幅は65ミリ、厚さも10.9ミリに抑えられているのが特徴だ。
富士通ならではの新ヒューマンセントリックエンジンによる操作性の向上も果たした。使っている間はディスプレイが消えない「持っている間ON」機能や、スマートフォンを握る指が画面の端にかかっていても操作できる「うっかりタッチサポート」といった機能により、快適な使用環境を実現している。
機種名 | ARROWS V F-04E |
---|---|
OS | Android 4.0 |
CPU | Tegra 3 1.5GHz クアッドコア |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約65×129×10.9ミリ |
重さ | 約155グラム |
連続通話時間 | 3G:約500分、GSM:約710分 |
連続待受時間 | LTE:約300時間、3G:約670時間、GSM:約510時間 |
バッテリー容量 | 2420mAh |
アウトカメラ | 有効約1310万画素裏面照射型CMOS(AF/手ブレ補正対応) |
インカメラ | 有効約120万画素CMOS |
メモリ | ROM:64Gバイト、RAM:2Gバイト |
外部メモリ | microSDXC(別売/最大64Gバイト) |
ディスプレイ | 約4.7インチHD(720×1280ピクセル)1677万色TFT液晶 |
ボディカラー | White、Magenta、Black |
主なサービス・機能 | Xi(下り100Mbps/上り37.5Mbps)、FOMAハイスピード(下り7.5Mbps/上り5.7Mbps)、防水・防塵、GPS、Bluetooth 4.0、Wi-Fiテザリング、おサイフケータイ、NFC、赤外線通信、ワンセグ、NOTTV、WORLD WING(3G/GSM)、DLNA、エリアメール ほか |
発売予定日 | 11月〜12月 |
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