“Mebius”がタブレットで復活する──「Mebius Pad」開発表明:「ユーザーはいまも高く評価している」
シャープは、10.1型ディスプレイ搭載「Mebius Pad」が開発中であることを明らかにした。Mebiusの名称を採用した理由を、認知度が依然として高いためと述べている。
成長が期待できるのは法人向けWindows 8.1タブレット
シャープは、9月30日に10.1型ディスプレイを搭載したWindows 8.1導入タブレットデバイス「Mebius Pad」が開発中であることを明らかにした。出荷は2014年1月以降を予定している。Mebiusの名称を採用した理由について、シャープはユーザーの認知度が依然として高く評価も高いためとしている。
シャープの説明によると、これまで同社が出荷してきた7型クラスのAndroidタブレットデバイスは、個人利用を重視したコンシューマー向け製品だったが、Mebius Padは、法人向け製品として投入する予定だ。タブレットデバイスを利用したい法人ユーザーにとって、Androidタブレットデバイスは、携帯性能、これまでの(情報システム)資産活用、セキュリティ、拡張性、作業効率、接続性などで不満があり、これらを解決するために、Windows 8.1を導入した10.1型タブレットデバイスを必要としているという調査結果を示した。
法人のタブレットデバイスユーザーを満足させるため、Mebius Padでは「IGZO液晶ディスプレイ」「LTE内蔵」「新世代プラットフォーム」を採用する。IGZO液晶ディスプレイでは、10.1型というサイズにもかかわらず、解像度で2580×1600ドット300dpiの画面密度を実現した。また、プラットフォームでは、最新の“Bay Trail”世代のクアッドコアAtom 3770(動作クロック2.4GHz、L2キャッシュ2Mバイト)を搭載するほか、ボディはIPX5/IPX7/IP5Xの防水防塵性能を備える。なお、LTEでは、NTTドコモのXiを利用する予定だ。
今回、Mebius Padの仕様として明らかになったのは一部分に限られており、本体サイズや重さ、価格などは11月ごろ決定する予定とシャープは説明している。
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