ここから選ぶ予定! 「Windows 8」で「8インチディスプレイ」なタブレットスペック横並び:超私的に“八八艦タブ”と呼びたい(2/2 ページ)
“とある事情”から日本でごく一部のユーザーが熱く注目する「Windows 8」「8インチディスプレイ」タブレットのスペックを横並び。サブタイトルは気にするな。
Acer「Iconia W4」
台湾Acerが10月17日(現地時間)に発表した「Iconia W4」は、2013年11月に日本で発売する予定だ。米国での価格は32Gバイトモデルが329.99ドル、64Gバイトモデルが379.99ドル。
2013年7月に日本でも発売した「Iconia W3」の後継モデルで、サイズ8インチ解像度1280×800ピクセルのディスプレイを搭載。タッチパネルと液晶パネルモジュールの間の空気層を省く「ゼロエアギャップ」技術により、外光の反射を抑え、直射日光下での視認性を高めた。
プロセッサは動作クロック1.8GHzのBay Trail世代のAtomを採用する。バッテリー駆動時間は動画連続再生で8時間というのは、W3-810とほぼ同じ。本体サイズは不明だが、厚さは10.75ミリ、重さが415グラムとW3-810と比べて薄く軽くなっている。
東芝「Encore」
東芝がIFA 2013で発表した「Encore」は、プロセッサにBay Trail世代と想定されるAtomを採用し、スタンバイ状態でも通信を維持して、最新情報(ニュース・投稿内容など)/主要データ(新着メールなど)の同期を行うConnected Standby「InstantGo」をサポートする。
本体サイズは136(幅)×213(高さ)×10.68ミリ。重さ479グラム。液晶ディスプレイはサイズが8インチで解像度が1280×800ピクセルになる。広視野角と屋外での視認性に優れるHFFS(High aperture ratio Fringe Field Switching)パネルを採用する。メインメモリは2GバイトLPDDR3、ストレージは32G〜64GバイトeMMC。
オフィススイートに「Office Home and Student 2013」をプリインストールするほか、コンソールゲーム機のセカンド画面として利用できるXbox SmartGalss対応アプリも導入する。
せっかくなのでスペックを横並びにしてみた
発表直後、または、正式発表前で、スペックも未定の部分も少なくないが、判明している情報で4モデルの主要スペックを比較してみた。
機種名 | Lenovo Miix2 | Venue 8 Pro | Iconia W4 | Encore |
---|---|---|---|---|
OS | Windows 8.1 Pro | Windows 8.1 | Windows 8.1 | Windows 8.1 |
ディスプレイ | 8インチ WXGA(1280×800) | 8インチ WXGA(1280×800) | 8インチ WXGA(1280×800) | 8インチ WXGA(1280×800) |
CPU | Intel Bay Trail-T(1.8GHz クアッドコア) | Atom Z3740D(1.8GHz クアッドコア) | Intel Bay Trail-T(1.8GHz クアッドコア) | Intel Bay Trail-T |
RAM | 2Gバイト | 2Gバイト | 不明 | 2Gバイト |
ストレージ | 32/64/128Gバイト | 32/64Gバイト | 32/64Gバイト | 64Gバイト |
外部メモリ | microSD(最大32Gバイト) | microSD(最大64Gバイト) | microSD(最大64Gバイト) | microSD(最大64Gバイト) |
メインカメラ | 500万画素 | 500万画素 | 500万画素 | 800万画素 |
インカメラ | 200万画素 | 120万画素 | 200万画素 | 200万画素 |
サイズ | 約215×132×8ミリ | 216×130×9ミリ | 不明×不明×10.75ミリ | 約213×136×10.68ミリ |
重さ | 350グラム | 395グラム〜 | 415グラム | 479グラム |
バッテリー容量 | 不明 | 4830mAh | 不明 | 不明 |
ネットワーク | 不明 | 不明 | 不明 | IEEE802.11a/b/g/n |
Microsoft Office | ○ | ○ | ○ | ○ |
価格 | 299.99ドル〜 | 299.99ドル〜 | 329.99ドル(32GBモデル) | 329.99ドル(32GBモデル) |
ディスプレイサイズと解像度はすべて共通する。解像度が1280×800ピクセルというのは、7インチディスプレイで1920×1080ピクセルのNexus 7 2013と比べると画面密度という点で下回ることになる。
CPUもBay Trailこと第4世代Atomで動作クロックは1.8GHzでそろうようだ。システムメモリの容量、ストレージなど、ハードウェア構成はほぼ共通する。
意外と差があるのが重さだ。最も軽いのはLenovo Miix2で350グラム。最も重いのはEncoreで479グラムにもなる。ほかの2モデルは400グラム前後でほぼ同じだ。現時点でバッテリー容量やバッテリー駆動時間を明確に示しているモデルは少ない。ただ、バッテリー容量に影響する本体の重さで差が出ているので、これが、バッテリー駆動時間にも影響する可能性は高い(搭載するプロセッサやストレージ構成、液晶ディスプレイのサイズと解像度がほぼ同じだけに)。
価格は最小構成価格で299〜330ドルとなる見込みだ。ただ、これは北米におけるストリートプライスでMicrosoft Office Home and Student 2013が付属する構成なので、日本向けではOffice Home and Business 2013が付属してやや高くなると予想する関係者もいる。
ハードウェア構成と本体のサイズがほぼ共通するこれから登場する「Windows 8.1」「8インチディスプレイ」タブレットで、選択する項目として注目するのは本体の重さと今後明らかになるバッテリー容量、そして、そこから決まってくるバッテリー駆動時間となるだろう。また、日本においては実売価格がどこまで引き上がるのかということと、移動体通信事業者と連携したワイヤレスWAN対応モデルの存在も大きく影響することが考えられる。
いろいろな意味で、11月は8インチタブレットが大きく動くことになりそうなのは間違いない。
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