「Nexus 6」で伝説の激ムズゲーム(っぽいもの)に出会った
「Nexus 6」のタッチアンドトライイベントで、とりあえずAndroid 5.0のイースターエッグを確認してみた。
グーグルとワイモバイルが12月上旬以降に発売する「Nexus 6」(Motorola製)。最新のAndroid 5.0“Lollipop”を搭載したスマートフォンということで、なんといってもバージョン情報に仕込まれたイースターエッグ(隠しコマンド)が気になるという人も多いはず。
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グーグルは先頃、「Nexus 6」など最新デバイスを体験できるタッチ・アンド・トライイベントを開催。会場で、Lollipopのイースターエッグを確認することができた。まずNexus 6で「設定」を開き、「端末情報」内のバージョン情報をひたすらタップ。すると、カラフルな“Lollipop”が登場した。
もちろんこれだけでもちょっとした裏技だが、それで終わらないのがAndroidの世界。タップするごとにカラーが切り替わり、さらに続けると、なんと見覚えのあるゲームがスタート……。って、コレ。例の激ムズゲームじゃないすか。
さすがに自機キャラクターがドロイド君に、背景などのオブジェクトもLollipop仕様になっているが、伝説となった難易度と中毒性は「Flappy Bird」そのもの。まさかこんなところで出会えるとは。
マテリアルデザインのAndroid 5.0を写真でチェック
Androidスマホの“リードデバイス”も大型化
そんなNexus 6は、5.96型(6型といって差し支えないだろう)のクアッドHD表示(1440×2560ピクセル)有機ELディスプレイを搭載している。5〜6型クラスのスマートフォンはファブレットとも呼ばれ、サムスン電子の「GALAXY Note」シリーズがその先駆け的な存在といえるだろう。ファブレットが出た当初はそのサイズ感に戸惑ったものだが、ディスプレイの大型化と高解像度化はその後もとどまることなく、今では5型オーバーのスマホが当たり前になってきた。
Nexus 6のディスプレイサイズもそうした業界全体の潮流と無関係ではないようだ。Androidスマホの“お手本”ともいえるNexusシリーズがこのサイズになったこと、またライバルでもあるAppleのiPhoneシリーズにも5.5型の「iPhone 6 Plus」がラインアップされたことを考えると、これからのスマホは5型後半から6型が標準的なサイズになるのかもしれない。
Nexus 6のボディサイズは約83(幅)×159(高さ)×10(奥行き)ミリ。画面左右のエッジ部が狭いことと、背面がラウンド状になっていることから、6型ディスプレイの割には持ちやすい。また背面のMotorolaロゴはくぼんでおり、指をかけておくのにも便利だ。
しかし持つだけなら問題ないが、片手ですべて操作ができるわけではなかった。これと関連するかは分からないが、グーグルではAndroid Wareを搭載したスマートウォッチとスマホとの連携機能も強化。ちょっとした情報の確認や検索をスマートウォッチ経由で始めれば、スマホがポケットやバッグの中に収まっていてもグーグルのサービスが利用できる点をアピールしていた。また前面にデュアル(ステレオ)スピーカーを備えるなど、コミュニケーションツールであると同時に大画面を生かしたコンテンツプレーヤーとしての性格も強くなっているようだ。
さてこうしたスマホの大型化は、7型クラスのタブレットが担っていたニーズを吸収する可能性も高い。グーグルはNexus 6と同時に、8.9型(9型)のAndroidタブレット「Nexus 9」(HTC製)を発表。同時に「Nexus 7」が現行ラインアップから外れたが、スマホの「Nexus 5」(LGエレクトロニクス製)は当面販売を継続するという。
グーグルは最近、Nexusシリーズを「リードデバイス」(またはリファレンスモデル)と紹介することが少ないそうだが、“最新のAndroidを体験してもらうのにふさわしいデバイス”というコンセプトはNexus 6でも変わっていないと説明する。格安な「イオンスマホ」に選ばれたこともあるNexusシリーズだが、ファブレット化でユーザー層はどう変化するのだろうか?
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