ドコモ、光回線サービス「ドコモ光」を3月開始 スマホとのセット割も
NTT東西の光回線(FTTH)を利用した固定通信サービス「ドコモ光」が3月1日にスタートする。スマホのデータ料金と組み合わせて割り引くセット料金も用意した。
NTTドコモは1月29日、NTT東西の光回線(FTTH)を利用した固定通信サービス「ドコモ光」を3月1日に開始すると発表した。2月16日から事前予約を受け付ける。
ドコモ光は、光回線のみを提供しISPを自由に選択できる「単独型」と、ISP料金込みで提供する「一体型」の2種類で提供。一体型はさらに組み合わせるISP別に、タイプAとタイプBの2つに分かれている。利用できるISPは、ドコモ自身が開始するISPサービス「ドコモnet」に加え、従来のフレッツ光に対応したISP全社に対応するという。
- タイプAに対応したISP(※3月1日から提供):NTTぷらら、BIGLOBE、hi-ho、DTI、BB.excite、エディオンネット、SYNAPSE、楽天ブロードバンド、01光コアラ、ANDLINE、U-Pa!、Qit、ドコモnet
- タイプBに対応したISP(※6月から提供開始):ASAHIネット、So-net、@nifty、@T COM、TOKAIネットワーククラブ、OCN
ドコモ光の最大通信速度はおおむね1Gbps。月額料金は、単独型の集合住宅向けが3800円(2年契約時、以下同)、戸建向けが5000円。一体型はタイプAの集合住宅向けが4000円、戸建向けが5200円。タイプBの集合住宅向けが4200円、戸建向けが5400円。なおタイプBの提供は6月を予定している。
またドコモ光の利用料金と、スマートフォン・携帯電話向け「カケホーダイ&パケあえる」の「パケットパック」をセットで割り引く「ドコモ光パック」も開始する。集合住宅向け一体型タイプAの場合、光回線と月2Gバイトまでのデータ通信を合わせて月額8200円で提供、戸建向けの場合は同8700円になる。セットするデータ通信量はパケットパックと同様に2Gバイトから30Gバイトまでプランを用意した。複数の携帯電話回線とセットできる家族向けや、法人向けの割引も用意する。
また新規契約または番号ポータビリティ(MNP)を利用して同社のスマホ・携帯電話に加入し、さらにドコモ光パックの家族向けプランを契約した場合、基本料金を1350円、データ料金を350円割り引く「光スマホ割」も実施する。また、ドコモ光パックは「U25応援割」および「ずっとドコモ割」も適用可能。25歳以下のユーザーや、長期ドコモユーザーならさらにお得に利用できる。
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