ニュース
KDDI、文字入力のつまずきを検出してアドバイスするシニア・初心者向けの文字入力支援技術を開発
KDDI研究所は、文字入力中に適切なタイミングでアドバイスを行うシニア・初心者向けの文字入力支援技術を開発した。
KDDI研究所は3月4日、シニア・初心者向け文字入力支援技術の開発について発表した。
本技術は文字入力のつまずきを検出し、適切なタイミングで音声や吹き出し、アニメーションによるアドバイスを行うというもの。これによりスマートフォンやタブレットでの文字入力が、シニアや初心者にとって習得しやすくなる。
さらに、この技術を活用して例文を入力する「文字入力練習アプリ」、文字入力中につまずいた際、分かりやすくアドバイスする「アドバイス機能付きIME(Input Method Editor)」も開発。このアプリをスマートフォン初心者のシニア24人が試したところ、30分程度で使用前と比べ入力速度が平均23%向上した。
KDDIでは、3月10日から提供するタブレット基本操作練習用アプリ「タッチで学ぶ! タブレット使い方ガイド」にも本技術を活用する。
関連記事
- KDDI研究所、スマホとUAVが通信する被災地向けメッセージシステムを開発
KDDI研究所は、UAVを使って孤立した被災地とメッセージ通信を行うシステムをWTP2014に出展した。 - KDDI研、IBMとスマホ操作の支援技術を開発――4月から「スマホ道場」としてトライアル提供
KDDI研究所と日本IBMは、シニアや初心者を対象としたスマートフォンの基本操作支援技術を開発した。これを活用したアプリ「スマホ道場」を4月1日よりトライアル開始する。 - 4K/8K映像の配信、新しい通信技術、バーチャル空間共有――KDDI研究所で“未来”を垣間見てきた
これが実現したら、確かにすごそう……。KDDI研究所が一般ユーザー向けに見学会を実施。8K映像の伝送技術、LTE MIMOアンテナ技術、長距離光ファイバー伝送技術、テレプレゼンスによるバーチャル空間共有という4つの最新技術を紹介した。 - KDDI研究所、個人情報検出ツールを発売
従来の目視チェックとくらべて処理時間を3分の1にできるという。 - KDDI研究所、無線LANとLTE同時利用のWebブラウザβ版配布開始
KDDI研究所は、無線LANとLTEの同時通信が可能なWebブラウザ「predio」β版の配布を開始した。配布期間は2013年9月26日から2014年3月31日まで。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.