ドコモ版「iPhone 5s」で「IIJmio」のSIMを使う方法:中古スマホで使う格安SIM
ドコモ版「iPhone 5s」で「IIJmio」のSIMカードを使う方法をご紹介します。
「iPhone 5s」とは
「iPhone 5s」は第7世代iPhoneとして登場したApple製のスマートフォンで、4型の1136×640ピクセル表示Retina液晶と800万画素カメラを搭載。シリーズ初の指紋認証センサー「Touch ID」をホームボタンに内蔵している。
ストレージ容量別に16Gバイト/32Gバイト/64Gバイトの3モデルがあり、日本ではNTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクが発売した。ドコモ版であれば、ドコモ回線を使うMVNOのSIMがそのまま利用できる。SIMのサイズは「nano SIM」だ。中古市場での平均価格は16Gバイトモデルが4万4000円前後、32Gバイトモデルが4万7000円前後、64Gバイトモデルが5万5000円前後(いずれも税込。2015年8月3日現在)。
機種名 | iPhone 5s |
---|---|
メーカー | Apple |
OS | iOS 7 |
プロセッサ | A7(1.3GHz) |
メインメモリ | 1Gバイト |
ストレージ | 16Gバイト/32Gバイト/64Gバイト |
外部メモリ | ― |
ディスプレイ | 4型液晶(Retina) |
解像度 | 1136×640ピクセル |
連続通話時間 | 3G:最大約10時間 |
連続待受時間 | 3G:最大約10日間(250時間) |
バッテリー容量 | 1570mAh |
メインカメラ | 有効約800万画CMOS |
インカメラ | 有効約120万画素CMOS |
ボディーカラー | シルバー、ゴールド、スペースグレイ |
サイズ | 約58.6(幅)×123.8(高さ)×7.6(奥行き)ミリ |
重量 | 約112グラム |
発売日 | 2013年9月20日 |
※OSは発売時点のもの |
「IIJmio」とは
インターネットイニシアティブ(IIJ)が提供する「IIJmio高速モバイル/Dサービス」は、ドコモ網を使った個人向けのMVNOサービス。通話付きSIM「みおふぉん」、データ専用SIM、SMS付きSIM、そしてプリペイドSIMを提供している。
仕様上の通信速度は下り最大225Mbp。余ったデータ容量を翌月に繰り越せたり、最大3枚のSIMでデータ容量をシェアができるプランなど、使い勝手の良さが人気だ。今回は月900円(税別)から利用できるデータ通信SIMを利用した。
プラン名 | ミニマムスタートプラン | ライトスタートプラン | ファミリーシェアプラン |
---|---|---|---|
月額料金 | 900円 | 1660円 | 2700円 |
データ通信量上限/期間 | 3Gバイト/月 | 5Gバイト/月 | 10Gバイト/月(SIMを3枚まで利用可能) |
追加チャージ料金 | オンライン:100Mバイト/200円 クーポンカード:500Mバイト/1500円、2Gバイト/3000円 |
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SMS機能付帯料 | 140円 | ||
初期費用 | 3000円 | ||
最低利用料金 | 2カ月(契約翌月の月末まで) | ||
解約金 | なし | ||
通信速度 | 下り最大225Mbps/上り最大50Mbps 通信量超過時、クーポンオフ時は200kbps |
||
通信速度制限の条件 | 200kbps通信時に3日間/366Mバイト以上使うと速度制限する場合がある | ||
SIMサイズ | 標準/micro/nano |
「iPhone 5s」にSIMを装着する
SIMカードを装着する前に、本体の電源を切っておこう。iPhone 5sのSIMスロットは本体右側面にあり、専用ツールを穴に差し込むとSIMトレイが取り出せる。ペーパークリップを伸ばしたものでも代用可能だ。切り欠きの向きに注意しながらnano SIMをトレイに載せたら、本体に挿入する。
APNを設定する
MVNOのSIMカードを使うには、接続先を指定するAPNの設定作業が必要になる。iPhone 5sでは、IIJmioのWebサイトからAPN情報が含まれた「構成プロファイル」をダウンロードして設定する。別途、ネット接続用のWi-Fi環境が必要なので注意しよう。
本体の電源を入れ起動したら、ホーム画面の「設定」からWi-Fiをオンにし、SafariでIIJmioのサポートページにアクセス。構成プロファイルをダウンロードした後、手順に沿ってインストールする(iOS 8の場合)。
速度はどれくらい?
SIMカードの装着とAPN設定が終わったところで、さっそく実際の回線速度がどれくらいかを回線速度測定アプリ「RBB TODAY SPEED TEST」でチェックしてみた。測定は新宿区早稲田にあるビルの屋内で、平日(8月3日)の20時前後に行った。
結果は、1回目が下り3.95Mbps/上り7.48Mbps、2回目が下り1.63Mbps/上り12.02Mbps、3回目が下り2.26Mbps/上り6.23Mbps、4回目が下り1.75Mbps/8.24Mbps、5回目が1.51Mbps/9.78Mbpsだった。帰宅する会社員が多くなる時間帯としてはまずまずの速度といえる。
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