Google版との違いは?――写真で解説する ソフトバンクの「Nexus 5X」「Nexus 6P」(1/2 ページ)
Android 6.0のリードデバイス「Nexus 5X」がY!mobileから、「Nexus 6P」がソフトバンクから10月下旬以降に発売される。両機種を、写真を交えて解説する。
ソフトバンクは、Android 6.0世代のリードデバイス「Nexus 5X」(LGエレクトロニクス製)をY!mobileブランドで、「Nexus 6P」(Huawei製)をソフトバンクブランドで10月下旬以降に発売する。両機種とも、予約は10月9日から受け付ける。
本稿では、Y!mobileで取り扱うNexus 5Xと、ソフトバンクで取り扱うNexus 6Pについて、写真を交えて紹介していく。
通話:VoLTE対応だが、別途申し込みが必要
Nexus 5X/6Pは、「VoLTE」(※)を使った音声通話に対応する。従来の3G(W-CDMA)よりも高音質な通話が可能で、通話中のデータ通信速度もより高速になる。
※Voice Over LTEの略。本来はデータ通信しかできないLTE規格において、インターネット電話の仕組みを応用して音声通話を可能にしたもの。伝送可能な音声の周波数帯が広がっているので、従来よりも明瞭な通話ができる
特に、Nexus 5XはY!mobileでは初のVoLTE対応端末となる。スマホプランのUSIMカードを使っている場合、VoLTEを利用するのに「特にカードを交換する必要はない」(説明員)が、別途「VoLTEオプション」(無料)に加入する必要がある。申込みは、「My Y!mobile」(Web)かY!mobileショップで行える。
Nexus 6Pについても、VoLTEを使う場合は同様にVoLTEオプション(無料)への加入が必要だ。申込みは、「My SoftBank」(Web)かソフトバンクショップで行える。
VoLTEオプションに加入した状態で、端末設定の「モバイルネットワーク設定」にある「4G LTE拡張モード」をオンにすれば、LTEエリア内でのVoLTE通話が可能となる。なお、オプション未加入の場合は、ここをオンにしてもVoLTE通話はできないので注意しよう。
テザリング:OS標準機能を利用 ただし申し込みが必要
ソフトバンクのAndroid端末では、テザリング(※)をOS標準の仕組みではなく独自アプリによって実現している。Y!mobileのAndroid端末についても、一部の端末で同様の仕組みを導入している。
※「ぶら下げ」の意。スマホ・タブレットを介して、他の機器をネットに接続できる機能
Nexus 5X/6Pは、OS標準の仕組みを使ってUSB・Wi-Fi(無線LAN)・Bluetoothでテザリングができる。「Pure Google(純粋なGoogle)」をうたうNexusシリーズなので、当然といえば当然だろう。
テザリング利用にあたっては、ソフトバンク・Y!mobile共に「テザリングオプション」に加入する必要がある。両ブランドのテザリングオプションについては以下のような形態で提供される。加入していない状態でテザリング機能を有効にした場合、通信できなくなる場合があるので注意しよう。
ブランド | 契約プラン・定額オプション | 料金 |
---|---|---|
ソフトバンク | 「スマ放題」のデータ定額パック | 無料(自動適用) |
「パケットし放題フラット for 4G LTE/4G」 | 500円/月(要申込) ※加入から2年間は無料 |
|
Y!mobile | スマホプラン | 無料(要申込) |
SIMロック:あらかじめかけられた状態で販売
Y!mobileのNexus 5Xと、ソフトバンクのNexus 6Pは、それぞれのブランドのUSIMカード(ソフトバンクの場合は「スマートフォン NFC nano USIMカード」)以外のSIMカードでは通信できない「SIMロック」をかけた状態で販売される。
SIMロックは、購入から180日経過した後なら解除できるようになる。いずれのブランドも、Webでの解除は手数料無料(他社のSIMカードが必要)で、ショップでの解除は手数料3000円(税別)で行える。詳しくは、両ブランドのSIMロック解除手続き案内を参照してほしい。
- →ソフトバンクの携帯電話を他社で利用する / SIMロック解除(ソフトバンク)
- →SIMロック解除の手続き(Y!mobile)
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ソフトバンク 2015年度冬春モデル | Nexus 5X | VoLTE | Nexus 6P | SIMロック | Google | Android | Android 6.0 Marshmallow | 緊急地震速報
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