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Apple Watchの累計出荷台数は700万台──Canalys調べ:調査リポート
Appleが4月に発売したApple Watchの累計出荷台数は700万台で、競合するすべてのスマートウォッチの過去5四半期の出荷台数合計より多いと、調査会社Canalysが発表した。
米Appleが4月に発売した「Apple Watch」の累計出荷台数は700万台──。シンガポールの調査会社Canalysは11月4日(現地時間)、このような調査結果を発表した。
この数は、過去5四半期に出荷されたApple Watch以外のすべてのスマートウォッチの合計を超えるという。
AppleはApple Watchの出荷台数を発表していない。Canalysの発表は、同社独自の調査方法による推測値だ。同社の「スマートウォッチ」の定義は、スマートフォンの周辺機器として機能する、専用OSを搭載してサードパーティー製アプリも稼働する、多目的端末。
第3四半期(7〜9月)のApple Watchの出荷台数は30万台以上で、メーカー別で最も多かった。7月に米Pebble Techが発売した「Pebble Time Steel」も好調だったが届かず、韓国Samsung Electronicsの製品は、第4四半期に発売予定の「Gear S2」を待つ買い控えで振るわなかったという。
Appleは9月に新OS「watchOS 2」を発表しており、今後Apple Watchの販売地域を拡大していく。ホリデーシーズンに当たる第4四半期の出荷台数が注目されるところだ。
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