Planetway、200カ国以上をカバーするグローバルSIM「TAKT(タクト)」を12月初旬に発売 年内はヨドバシ独占販売:11月20日予約受付開始
Planetwayが海外渡航者向けのプリペイドSIMカード「TAKT」の販売を開始する。音声通話は198カ国、データ通信は167カ国で利用できる。
Planetwayは11月13日、海外渡航者向けのプリペイドSIMカード「TAKT(タクト)」を12月初旬に発売することを発表した。初期費用に相当するSIMカードの価格は4980円(税込)で、30分の通話または50Mバイトのデータ通信が購入特典として付与される(渡航先により分数・容量は異なる)。
11月20日から、ヨドバシカメラの店舗およびオンライン通販(ヨドバシ.com)で予約を受け付ける。2015年内はヨドバシカメラのみの取り扱いとなるが、2016年以降、販路を順次拡大する予定だ。
TAKTは、音声通話は198カ国、データ通信は167カ国で利用できる。通話料金やデータ通信料金は渡航先によって異なるが、SMSの受信は全対応地域で無料となる。通話の着信料金は187カ国(※)、発信料金は148カ国で業界最安値を実現している。
※うち100カ国は、着信料金が無料
データ通信については、地域によっては非常に高額となっているが、約70カ国でデータ通信料金が割安となるデータ通信パッケージを提供する予定だ。
TAKTのSIMカードは、標準・micro・nanoの3サイズを1枚のカードで提供する。カードをくりぬいた後のサイズ修復がしやすくなっていて、機種変更時にSIMカードを買い換える必要がない。なお、カードには有効期限はないが、最終利用日から1年間全く利用がないと失効するので注意が必要だ。プリペイドのチャージは、TAKTのWebサイトからクレジットカード(Visa/MasterCard/JCB/American Express/Diners)で行う。
TAKTは、エストニアの「Top Connect」のネットワーク技術を利用する。SIMカードには、エストニアの携帯電話番号が書き込まれており、TAKTから日本に発信する場合は常に国番号「81」を付ける必要がある。逆に、日本からTAKTに発信する場合は、常に国番号「372」を付けて国際電話発信する必要がある。
関連記事
- 「mineo」の海外用プリペイドSIMを香港で試す――海外プリペイドSIM導入マニュアル
MVNOの「mineo」が販売する海外用プリペイドSIMは約100の国と地域に対応。そのうち約40のエリアでは30Mバイト/650円からの安価なデータパックが利用できる。その使い勝手を試してみた。 - 複数国の訪問に便利なヨーロッパ周遊SIMを試す――海外プリペイドSIM導入マニュアル
陸続きで1日で数カ国の移動も簡単なヨーロッパ、各国で共通で利用できるプリペイドSIMは使い方によっては便利な存在だ。 - 56カ国でデータ定額が1日約980円 “貼る”ローミングSIMを試す――海外プリペイドSIM導入マニュアル
普段使いのSIMに貼り付けて使うフィルム状のSIM「KnowRoaming」。海外ローミング用の電話番号+データ回線として約200カ国に対応しており、うち56カ国では1日約980円で3G通信を定額利用できる。 - 欧米各国3ユーロ/500Mバイトで使えるSIMを購入――海外プリペイドSIM導入マニュアル「イタリア・ミラノ2015年」編
国際博覧会の開幕を前に、市内のあちこちで工事が進むイタリア・ミラノ。前回の訪問から3年がたち、LTEの開始や欧州各国で使えるプリペイドSIMの登場など、見どころがたくさんある。 - 海外プリペイドSIM導入マニュアル――プリペイドでLTE利用が開始「台湾2015年」編
日本人に人気の渡航先である台湾。各社がプリペイドSIMを販売しているが、LTE対応のものが出そろい、旅行者も高速なデータ通信が利用できるようになった。3社のLTEプリペイドSIMを購入してみた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.