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白ロムって何?中古スマホを買うとき知っておきたい5つのことSIM通

「白ロム」と呼ばれる中古スマートフォンが注目を集めています。そんな白ロムのよくあるQ&Aをまとめました。

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 今、「白ロム」と呼ばれる中古スマートフォンが注目を集めています。そんな白ロムのよくあるQ&Aをまとめました。

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Q. 白ロムって何?

 「白ロム」は、もともとは「解約した携帯電話」を指す言葉でした。SIMカードがまだない時代、携帯電話の電話番号などの契約情報は「ロム」(読み出し専用メモリー)に書き込まれていて、契約状態を「黒ロム」、解約して契約情報が無効になったものを「白ロム」と呼んでいたのが由来です。昔の「白ロム」は確かにSIMカードを挿せませんでしたが、今はむしろ「新しいSIM挿入待ち」状態です。SIMカードに電話番号やアドレス等識別情報が記録されているため、SIMと端末セットで契約するキャリアよりも好きな端末を選んで使える可能性が増えます。

Q.中古品、新古品、それぞれどんな意味?

 中古品と新古品は、一度使ったスマホか、一度も使われずに中古販売されているものか、というのが一般的な解釈です。中古品は誰かが使っていて、新しいスマホに機種変更したときに下取りされたものですから、多少見劣りはします。バッテリー交換できない機種ではカタログスペックよりも容量が減った状態になっていることも想定されるので、取扱い店舗等に確認をとりましょう。

 一方、新古品はそういった心配はありません。大手キャリアではキャッシュバックなどで格安で新機種を買ったりできるため、新品をそのまま売るとちょっとだけ儲けになるようなこともあるからです。ちょっと割高ですが、元気なバッテリーのきれいなスマホを使いたいなら、新古品かどうかも要チェックです。多くの場合は「新品未使用」と表記されているようです。

Q. 白ロムスマホならどんなSIMでも挿せるの?

 実はスマホのタイプとSIMのタイプにより、挿せるもの挿せないもの、挿せても全く使えないもの一部だけ使えるもの、などなど、とても複雑です。例えば、大手キャリア(ドコモ、KDDI、ソフトバンク、Y!mobile)が販売しているスマホの白ロムは、同じキャリアのSIMでしか動かないことが多い一方、契約タイプが違うと動かないこともあります。MVNOがウェブサイトなどで動作確認済みのスマホを公表しているので、参考にすると良いと思います。

 また、SIMの形にも要注意です。SIMには、標準SIMとmicro SIM、nano SIMと3種類の大きさがあります。スマホのSIMスロットと同じサイズのものを使う必要があります。ただ、一番小さなnano SIMであれば、変換アダプタで使えることもあります。でも、変換アダプタの厚みが合わなくて使えないこともあるので、事前にしっかり調べておきましょう。

Q. 白ロムスマホってどこで買えるの?

 格安SIMが人気になってから、白ロムを扱う携帯電話ショップが増えてきました。一番簡単に調べるには、ネットで「白ロム スマートフォン」で検索すれば、たくさんのショップがヒットします。また、一般の電器店の携帯電話コーナーでも扱う例が増えていますので、実物を見ながらじっくり選んでみたい人は、近くの電器屋で扱いがあるかどうかをネットで調べてから訪ねてみましょう。

Q. 白ロムスマホを買ってきたけど動かない…

 動作確認されていない機種だったり、キャリアが違ったり、ということを除けば、まずは設定が正しいかどうか、MVNOの手順書を見ながらもう一度確認してみましょう。でも、それでも動かないことが時々あります。それは、スマホ本体に「SIMロック」がかかっている場合です。違うキャリアで動かないのはもちろん、同じキャリアでも契約時と違うSIMを挿すと動かないようにロックされている場合があります。2015年からSIMロック解除が義務化されましたが、SIMロックの解除をするためには、購入して一定期間経っていないといけなかったり、キャリアショップで手続きする必要があったりします。

 格安SIMでも魅力的な端末を選ぶ楽しみが味わえるのが白ロムスマホのいいところ。とはいえ、サポートには対応していないため、自己責任のもと使うならお得といえます。

(文:記者M)

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