アイス食べ放題、でも4つの会議を掛け持ち Huaweiの社食はこんなトコ:ふぉーんなハナシ(2/2 ページ)
Huaweiの社食はハーゲンダッツ食べ放題。それより驚いた4つの会議を掛け持ちできるシステムとは?
4つの会議を掛け持ちできるシステムとは? 謎のすし店「喜代川」
ということで、食後に始まった社内ツアーから、ちょっと興味深いものを幾つか。まずはHuaweiが持つ特許の数々を紹介するパテントウォール。壁一面に261の特許状が掲げられていますが、これはほんの一部だそうです。
Huaweiには全世界で約17万人の社員がいるそうですが、メールやスケジュール、ファイル管理など、社内のやりとりは「eSpace」という自社製のユニファイドコミュニケーションシステムを使っているとのこと。いわば超巨大なグループウェアで、PCやスマホ、タブレットとデバイスを問わずアクセスでき、もちろんBYODにも対応。他社にも販売しています。
eSpaceはビジネスフォンやテレビ会議システムともつながるため、大人数の会議もeSpace上で行うとのこと。「忙しい時は同じ時間に4つくらい大事な会議が入るんですが、eSpaceなら全部に出られて便利ですよ」ということでした。うーむ、パワフル。
そしてLTEを使った行政向けの無線システムもちょっと興味深いものがありました。Huaweiが「eLTE」と呼ぶこのシステムは、LTEの高速通信技術を使って警察や救急、防災機関の無線通信網を提供するというもの。既に南京と天津に導入されているそうです。
通話ができるのは当たり前ですが、端末のカメラを使って現場からリアルタイムで画像や映像を送信できるなど、従来の無線機と比べてかなり利便性が上がっているとか。基地局も独自に運用するようで、災害などにも強いようです。トランシーバーもタッチパネルなどかなりスマホっぽい外観で、ちょっと欲しくなりました。
日本でもLTE網を使ったIPトランシーバーが販売されていますが、いずれHuawei製の端末が登場するかもしれません。
研修センターは世界中から社員が集まるため、それぞれの文化や習慣を尊重した設備がありました。その1つがイスラム教徒のための礼拝室。またこちらにもレストランがたくさんあり、日本の回転ずし店があったのも印象的でした。
ということでITmedia Mobileでは、社員食堂にご招待していただけるモバイル関連の企業を全世界的に募集中です。関係者のみな様からのご連絡、心よりお待ち申し上げます。
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