ドコモ、Xperia Z5シリーズ3機種のAndroid 6.0バージョンアップを開始
ドコモが、Xperia Z5/Z5 Comanect/Z5 PremiumのAndroid 6.0へのバージョンアップを開始した。端末単体かPCからバージョンアップができる。6.0では一部のUIが変更され、ロック解除時のセキュリティも強化される。
NTTドコモは3月2日、「Xperia Z5 SO-01H」「Xperia Z5 Compact SO-02H」「Xperia Z5 Premium SO-03H」のAndroid 6.0へのバージョンアップを開始した。
Android 6.0では、ホームボタンを長押しすると、起動中のアプリで表示されている内容から欲しい情報(Google検索や道案内など)を提案する「Now on Tap」、端末を操作しないと自動でスリープ状態になる機能、利用頻度の低いアプリの電力消費を制限する機能、本体のデータへアクセスする権限をアプリごとに決められる設定などを利用できる。
このほか、以下の機能や仕様も追加される。
- Xperiaホームに、画面スワイプ時のエフェクトを変更する機能が追加される
- カメラのUIが新しくなり、スワイプ操作でビデオ撮影やマニュアルなどへ切り替えられる
- 通話履歴画面で「通話履歴フィルター」(不在着信、着信、発信等)の項目が常時表示される
- 最近利用したアプリ画面の視認性が向上。画面の操作に合わせて、下部に表示されるスモールアプリバーが隠れる
- 通知パネルに表示されるスクリーンショット画像を、通知パネル上での共有に加え、消去もできる
- 指紋によるロック解除設定時のセキュリティを強化。携帯電話の電源を入れた際などに画面ロック解除方法(パターン、PIN、パスワード)で本人確認するまでは、指紋によるロック解除ができなくなる
バージョンアップは端末単体(Wi-Fi、LTE、3G)か、PCから行う。端末単体から行う場合は「設定」→「端末情報」→「ソフトウェアアップデート」→「アップデートを開始」を選べばよい。更新時間はXperia Z5が約75分、Xperia Z5 Compactが約73分、Xperia Z5 Premiumが約75分。Z5 Premiumで確認したところ、バージョンアップ用のファイルサイズは約1.3GBだった。
端末からLTEか3Gでバージョンアップをする場合、spモード契約のあるSIMカードを装着している必要がある。PCでのアップデートは現在準備中。
なお、バージョンアップをすると、「低バッテリーモード」と「STAMINAモード」が利用できなくなるが、STAMINAモードは4月下旬以降のソフトウェアアップデートで対応する予定。このほか、2台のXperiaをNFCで接続してスクリーンミラーリングやテザリングなどが利用できる「ワンタッチ設定」と、HDMIなどで外部機器に接続した際の5.1chオーディオ再生も、バージョンアップ後は利用できなくなる。
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