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「これはタイマーです」 仕事中に「SimCity BuildIt」をプレイしても怒られない方法を考えたふぉーんなハナシ

評判はあまりよくありませんでした。

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 先日、ついうっかりiPhone版の「SimCity BuildIt」を始めてしまいました。SimCityシリーズをまともにプレイするのは「SimCity 2000」以来ですので、20数年ぶりに市長職に返り咲きです。

iPhone版の「SimCity BuildIt」
うっかりiPhone版「SimCity BuildIt」を始めてしまいました

 道路を通し、区画を整理して街を発展させる――というゲームの目的は変わっていませんでしたが、さすがに操作系がタップやフリックなどスマホ向けになりました。それ以上にもっと大きく変化したのが、これまでのシリーズにあった居住地区・商業地区・工業地区(RCI)という区画の扱いです。従来はRCIの需要に応える形で街作りをしていましたが、BuildItではこの要素がバッサリとなくなっています。

 BuildItにある工場や店舗は資材(アイテム)を生産し、住居地区を大きくするために存在します。設置できる数に限りがあり、アイテムが完成するまでには時間がかかります。簡単なものは数分、レベルが上がっていくと数時間といった具合です。

iPhone版の「SimCity BuildIt」
まだまだ途中です
iPhone版の「SimCity BuildIt」
人口を増やすには、アイテムを使って住居地区を大きくする必要があります

 そのため、リアルタイム性が強化され、時間を止める、あるいは早めることができなくなりました。街を大きくするために必要なアイテムを早く作る(時間を進める)には、ゲーム内通貨を支払う必要があります。

 ゲーム内通貨は人口を増やしたり、ある条件を満たしたりすると増えますが、手っ取り早いのは直接課金すること。広告動画を見ると通貨やアイテムがもらえたり、持っているアイテムを他のユーザーと取引できたりするのも、スマホ時代にふさわしい進化といえるでしょう。ひと言で表すなら、今どきのスマホ向けリアルタイムストラテジーとして中毒性が非常に増しています。

 さて、仕事柄スマホを使うことが多いとはいえ、街作りが気になるので常にBuildItを起動させておくのは大変危険です。現在の職を離れ、市長職に専念せざるを得なくなるからです。もちろんむやみに課金するのも考えもの。そこで、仕事中にBuildItをしていても怒られない方法を考えてみました。

 それはタイマーとして活用することです。

 BuildItで住宅施設を設定すると、必要な資材の追加を求められます。アイテムの生産時間は金属なら1分、木材なら3分、化学物質は2時間。さらに、資材を使って作る加工品もあり、くぎを作るには金属×2と4分30秒が必要で、板材は木材×2で27分、そしてシャベルなら金属×1+木材×1+プラスチック×1で30分がかかります。

iPhone版の「SimCity BuildIt」
「金属」の生産時間は1分
iPhone版の「SimCity BuildIt」
「化学物質」は2時間かかります
iPhone版の「SimCity BuildIt」
「鉱物」は30分
iPhone版の「SimCity BuildIt」
「シャベル」を作るには金属と木材とプラスチックを使って、30分かかります

 この生産時間の間に、本業をこなそうという分けです。例えば次の休憩は2時間後とした場合、「化学物質」の製造をスタートします。出来上がるのは2時間後ですから、その間、BuildItを眺めつつ、原稿を書き進めたり、経費精算をしたり、スケジュールを調整したりします。スマホのゲームをしているように見えますが、機能としては仕事用のタイマーですので、そのまま会議に出ても問題ないはずです。

iPhone版の「SimCity BuildIt」
タイマー利用中のイメージ

 問題はないはずですが、実践してみたところ市長職への風当たりはいささか強くなりました。周囲からはただゲームをしているように見えるようです。そうなると当初の目的を果たせません。本業にも支障がでるため、違う方法、例えば休憩時間にプレイするなど、まっとうな街作りを検討することにしました。

 皆さんも時間とお金を計画に使ってスマホゲームをお楽しみください。

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