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ドコモ、6月1日から「ネットワーク利用制限」の対象を拡大
6月1日から、分割払いの期間中は、ネットワーク利用制限が「△」の表示になる。分割払いで購入した端末も△の表記になる。転売などを目的とした不正契約を防止するため。
NTTドコモは、同社携帯電話の「ネットワーク利用制限」の対象を6月1日から拡大する。
ネットワーク利用制限とは、携帯電話の製造番号(IMEI)をドコモ側のシステムで登録することで、通話やデータ通信の利用を制限する機能のこと。ドコモは、盗難や詐欺などの不正行為で手に入れた携帯電話が「振り込め詐欺」などの犯罪に利用されることを防ぐために、該当端末に対しネットワーク利用制限を実施している。
転売などを目的とした不正契約を防止するため、6月からは、分割払いなどを利用して代金滞納となる恐れがある期間中(分割払いの期間中)の端末や、代金滞納となった端末は、ネットワーク利用制限の状態が「△」となる。△の状態でも問題なく利用はできるが、ネットワークの利用が今後制限される可能性がある。ネットワークの利用が制限されると「×」の表記になり、いわゆる「赤ロム」と呼ばれる状態になる。
今後、残債が支払われないとドコモが判断すると、×の状態になり、ネットワークの利用が制限される。一度ネットワークの利用が制限されると、解除できないので注意したい。
なお、新しく分割払いで購入した端末は、不正契約などの調査を実施するため、一定期間は△になるが、支払いが完了すると、今後ネットワーク利用制限の対象にならない「○」の状態になる。一括払いで購入した場合は△の表示にはならない。
自分の端末がネットワーク利用制限の対象かどうかは、ドコモのWebサイトで確認できる。
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