誰でも買いやすいSIMフリーを――「もう1つの選択肢」を目指す「FREETEL 2.0」の幕開け:テレビCMも開始(2/3 ページ)
FREETELブランドで端末・回線の両方を手がけるプラスワン・マーケティング。ブランドの刷新から約1年を迎えた同社は、「FREETEL 2.0」を掲げて大手キャリアと並ぶ選択肢となるべくサービスの拡充に取り組む。
FREETEL SIM:ユーザーの要望に応えて「定額プラン」を提供
FREETEL SIMの「使った分だけ安心プラン」は、通信量が少ない月は安く、多い月はそれなりに支払うということにメリットがある。一方で、支払う料金を予測しづらいというデメリットもある。
「使った分だけ払うよりも、月々に支払う料金を明確にしたい」というユーザーも少なくないことを受けて、5月27日から月間に高速通信できる容量を固定した「定額プラン」を提供する。このプランでも、FREETEL SIMの特徴である「メッセンジャーアプリ通信料0円サービス」を利用できる。
FREETELでんわ:品質を向上し、FREETEL SIM以外でも利用可能に
MVNOは、携帯電話回線で直接使える通話定額プランを提供していない。回線の卸元である大手キャリアが、MVNOに通話定額プランを卸していないからだ(参考記事)。
そこで、一部のMVNOではインターネット(IP)電話、あるいはプレフィックス発信を使った(準)通話定額サービスや通話割引サービスを提供している。FREETELでは、大手キャリアや他のMVNOでも使える通話割引サービス「通話料いきなり半額」と、FREETEL SIMユーザー限定の準通話定額「FREETELでんわ」を提供している。いずれも、プレフィックス発信を使ったサービスだ。
このうち、FREETELでんわについてサービスの改善と提供対象の拡大を行う。まず、6月に通話品質の向上と、現在は非対応となっている固定電話への発信番号通知に対応する。また、2016年夏をめどにFREETEL SIM以外のユーザーでもFREETELでんわを使えるようにするという。FREETELでんわの他社開放については、詳細が決まり次第別途発表する。
他社とのサービス・アプリとのコラボ:スマホやFREETEL SIMでの最適化も
FREETELは、自社のサービス・アプリの改善だけではなく、他社のサービス・アプリとのコラボレーションにも力を入れるという。
その第1弾として、NTTドコモの「dTV」「dマガジン」「dヒッツ」のFREETEL SIMユーザーへの販売を4月12日に開始している。また、第2弾として「music.jp」のFREETEL SIMユーザーへの販売とポイント優遇を6月から開始する予定だ。
今後は、FREETEL SIMでのパケット料金無料化や、FREETELスマホ向けのサービス・アプリの最適化も視野に、他社との連携強化に積極的に取り組む方針だ。
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