ZTE、アイトラッキング機能でハンズフリースクロール可能な端末を2017年のCESで披露へ
ZTEがCES 2016で発表したクラウドソーシングプロジェクトのコンテストで優勝したアイデアに基づき、ハンズフリーで目でスクロールできるAndroid端末を開発し、CES 2017で披露すると発表した。
中国ZTEは10月20日(現地時間)、1月に発表した新端末設計のクラウドソーシングプロジェクト「Project CSX」の優勝者を発表した。優勝者であるインドTeam One Technologyの設計に基づく端末を2017年中に完成させ、CES 2017で披露する計画だ。
Project CSXは、広く一般から新スマートフォンのアイデアを募り、コンテストの結果優勝したアイデアに基いて実際にスマートフォンを開発するというプロジェクト。400もの提案から5つのファイナリストが選ばれ、176カ国のコミュニティーユーザーからの投票の結果、Team Oneのアイデアが選ばれた。
このアイデアの特徴は、アイトラッキング技術を使った目の動きで操作するハンズフリーのスクロール機能だ。フロントの上下に設置する2組のカメラとセンサーでユーザーのひとみの動きを追跡することで目でのスクロールを実現する。スワイプしなくてすむだけでなく、端末を持たなくてもすむように、端末を壁などに接着できるよう、背面は接着剤を使わない接着面になっている。
壁に端末を貼ると第三者にも画面が見えてしまう恐れがあるため、分割スクリーン技術で正面以外からは別の画像が見えるようにする。
Team Oneはプロセッサやカメラ性能などについても具体的で詳細なスペックを提案しているが、実際の開発に当たっては、コミュニティーの意見を取り入れていく計画だ。
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