MVNOサービスの通信速度について/ドコモ新料金プランの弱点:Mobile Weekly Top10
MVNOサービスの通信速度について、「スピードテストの結果と快適さが合致しない」という指摘があります。実際のところ、どうなのでしょうか……?
ITmedia Mobile Weekly Access Top10
2017年4月24日〜2017年4月30日
- 昼だけでなく夕方も苦戦するサービスが続出――「格安SIM」19サービスの実効速度を比較(ドコモ&Y!mobile回線3月編)
- なぜAndroid? 約2万5000円という安さの秘密は? 「VAIO Phone A」インタビュー
- MVNOはなぜドコモ系が多いのか? MNOはMVNOに“いじわる”できる? 総務省が解説
- ドコモ、月額980円の「シンプルプラン」、30GBの「ウルトラシェアパック30」を発表
- UQ WiMAX 2+の「3年縛り」プラン登場へ 気を付けるべきは「7GB制限」
- ドコモ「spモードメール」アプリを終息へ 「ドコモメール」への移行を推奨
- 「Xperia XZ Premium」の新色「Bronze Pink」登場
- 混雑時にYouTubeを快適に視聴できる格安SIMは? 12サービスを比較(4月編)
- iPhoneにある色んなボタンの使い方まとめ
- 今日から始める「Apple Pay」生活(クレジットカード編)
今回のITmedia Mobile Weekly Top10は、2017年4月24日から4月30日までのアクセスランキングを集計しました。
今回のランキングでは、1位と8位に通信速度比較の記事がランクインしました。
「MVNOサービスはランチタイムや夕方に通信速度が落ち込みやすい」ということは、良く言われることです。しかし、実際に使ってみると「スピードテストの結果は良好でも、Webや動画が快適に見られない」という声は少なからずあります。
筆者も全ての大手キャリア(MNO)といくつかのMVNOサービスを個人的に契約して使っていますが、スピードテストの結果と通信の快適さが必ずしも合致するとは限らないことは確かだと思います。
「通信の快適さ」をより客観的に、かつ正確に示すためにはどうすれば良いのか。私たちの試行錯誤はしばらく続きそうです。
4位には、ドコモの新料金プランを伝える記事がランクインしました。
音声通話用の基本プランとして新たに登場するのは、月額980円(税別、以下同)の「シンプルプラン」です。このプランには大きく3つの特徴があります。
- データプランとして「シェアパック」「シェアオプション」を契約する必要がある
- 通話(準)定額あるいは無料通話分はない(20円/30秒の通話料金が常にかかる)
- スマートフォンまたはケータイ(フィーチャーフォン)で使う必要がある
「データ通信をよく使うけれど、音声通話は(準)定額も無料通話分もいらない」という人とっては待望のプランですが、音声通話対応のタブレットには非対応という弱点があります。タブレットで通話をする人はごく少数であるという「判断」ゆえなのでしょうが、ちょっと残念ではあります。
新たなシェアパックとして登場する月額1万3500円の「ウルトラシェアパック30」は、2回線超でデータ容量をシェアできる「ウルトラシェアパック」の新容量パックです。
筆者は月額9500円の「シェアパック10」を使って1人で4回線のデータシェアを行っています(よく「1人で家族」と冗談を言っています)が、従来はウルトラシェアパックに移行したくとも一気に月額1万6000円の「ウルトラシェアパック50」に“ジャンプ”しないといけませんでした。
そのような観点からすると、ウルトラシェアパック30は移行に際しての心理的ハードルを一気に下げてくれました。いよいよ、筆者も「ウルトラ」の仲間入りができそうです。
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