「NuAns NEO [Reloaded]」にじっくりと触れて分かったこと(後編)――スタミナや防水性能をチェック(1/2 ページ)
トリニティの「NuAns NEO [Reloaded]」が6月9日に発売された。2016年のWindows 10 Mobile版から約1年4カ月、待望のAndroid版だ。レビューの後編ではスタミナ、ネットワーク、防水性能を見ていく。
トリニティのSIMロックフリースマートフォン「NuAns NEO [Reloaded]」のレビュー後編では、スタミナ、ネットワーク、防水性能をチェックした。
バッテリーの持ちをチェック
NuAns NEO [Reloaded]の内蔵バッテリーの容量は3450mAhで、このサイズのスマホとしては大きい。
では、実際のところどれだけ持つのだろうか。平日に数日間、NuAns NEO [Reloaded]をメインスマホとして使ってみた。筆者の場合、通勤に約50分かかり、うち約25分を電車の中で過ごしている。
例えば6月9日(金)には、通勤の電車移動中の25分×2(50分)にSNS(FacebookやTwitter)、ニュースアプリ、ブラウザ、コミックアプリ(少年ジャンプ+)を利用した。仕事中も数分程度スマホを見て、休憩中に「Pokemon GO(ポケモンGO)」をプレイ、カメラで数枚撮影した。SIMは「U-mobile」のLTE使い放題を利用し、10時から24時ごろまでモバイル通信を利用した。
10時ごろから使用を開始して、翌日の0時ごろには約50%だった。つまり単純計算で約2日間、充電せずに使い続けられることになる。取材先でテザリングをしたり、ポケモンGOをもっと長時間遊んだりと、よりヘビーな使い方をしても、1日は持ちそうだ。また使用中に本体が熱くなることもなく、スタミナと発熱対策は満足できる。
数日間使ってみた限り、動作がもたつくこともなく、SNS、ブラウザ、コミックアプリは問題なく利用できる。ポケモンGOでのポケモン捕獲やジムバトルもスムーズだった。
3キャリアの回線を利用できる
日本ではドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアの回線を利用できるのも魅力だ。国内で利用できるLTEのバンドは1(2100MHz)、3(1700MHz)、8(900MHz)、18(800MHz)、19(800MHz)、28(700MHz)。さらに「au VoLTE」に対応したことで、au回線のデータ通信と音声通話もサポートし、「mineo(Aプラン)」や「UQ mobile」など、au回線を使ったMVNOサービスのSIMも使える。もちろん、最近“格安SIM”として勢力を伸ばしているY!mobileのSIMも利用できる。DSDS非対応なのが惜しいが、選択肢が広がるのはうれしい。
また、3G(W-CDMA)については、国内ではBand 1(2100MHz)、6(800MHz)、8(900MHz)、19(800MHz)に対応しており、ドコモのFOMAプラスエリア(6、19)とソフトバンクのプラチナバンド(8)も含まれる。
ドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線いずれも、主要MVNOのAPNがプリセットされていて親切だ。SIMカードを挿入してAPNを選択すれば、簡単に通信を開始できる。3キャリアとも豊富なMVNOをカバーしているので、手動でAPNを設定することは、ほぼないだろう。
オフィシャルには公開されていない、ソフトバンクiPhoneのAPNがプリセットされているので、ソフトバンク契約のiPhone SIMを入れ替えて通信できる。あまりメジャーな使い方ではないだろうが、ソフトバンクのiPhoneからNuAns NEO [Reloaded]に“機種変更”できてしまう。ただしソフトバンクiPhone向けSIMは、ソフトバンクは他社の携帯では使えないと案内しており、動作保証外となる点は注意したい。
ちなみにauについては、データ専用の「LTE NET for DATA」のAPNはプリセットされているが、一般的なユーザー向け「LTE NET」のAPNはプリセットされていない(設定する方法はあるが、ここでは割愛する)。
ドコモ系では「U-mobile」のLTE使い放題、au系では「UQ mobile」、ソフトバンク系では「Y!mobile」のSIMを挿したが、問題なく使えた。特にUQ mobileはキャリア並みに通信が速いので、NuAns NEO [Reloaded]とのセットでもオススメだ。
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