ITmedia Mobile編集部で発掘された、思い出のケータイを振り返る連載。今回紹介するのは、auの東芝製ケータイ「W21T」です。
W21Tは、2004年11月に発売した東芝としては初めての「CDMA 1X WIN」(以下「WIN」)対応端末です。また、Bluetoothを搭載した初のWINケータイでもあります。ブリーズグリーン、ライトニングシルバー、サンライズイエローと派手目のカラーラインアップと、歌手のBoAがCMキャラクターをしていたことで記憶に残っている人も多いと多いと思います。
Bluetoothはバージョン1.1で、機能的には同年4月に発売したCDMA 1X端末「A5504T」ほぼ同じでしたが、「OPP(Object Push Profile)」においてデータの受信にも対応し、画像やアドレス帳などのデータを他端末から受け取れるようになりました。
発売と同時期にサービスインした音楽配信サービス「EZ着うたフル」にも対応。ケータイで1曲丸ごとダウンロードして音楽を楽しめるようになった、最初の端末の1つでもあります。背面には、直径14mmのステレオツインスピーカーを備え、本体だけで高音質な音楽を楽しめま。
ゲーム機能も充実しています。3Dグラフィックエンジン「T4G」の搭載することで3Dゲームアプリを迫力の映像で楽しめます。方向キーは8方向と細かな操作に対応していて、付属の「ゲームポインタ」を方向キーに取り付けると、ゲームパッドのスティックのような操作が可能になります。付属のテレビ出力ケーブルを使うと、大画面でゲームを楽しむこともできます。
「W21T」の主な仕様
- 発売日:2004年11月19日
- キャリア:au
- メーカー:東芝
- サイズ:約50(幅)×99(高さ)×26(奥行き)mm
- 重量:約126g
- メインディスプレイ:2.4型(240×320ピクセル)ポリシリコンTFT液晶 26万色
- サブディスプレイ:1.1型(112×112ピクセル)TFCC液晶 6万5000色
- アウトカメラ:有効約130万画素CMOS
- ボディーカラー:ブリーズグリーン、ライトニングシルバー、サンライズイエロー
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