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2017年夏のスマホカメラ四天王「Xperia XZ Premium」「Galaxy S8+」「HUAWEI P10 Plus」「AQUOS R」徹底比較(人物編)荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/3 ページ)

2017年夏のスマホカメラ最強を決めるレビュー。今回ノミネートしたのは「Xperia XZ Premium」「Galaxy S8+」「HUAWEI P10 Plus」「AQUOS R」。まずは人物の画質をじっくりとチェックする。

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自撮り編

 人物といえばインカメラの自撮りは大事。どこもそこに力を入れてきている。

 Xperia XZ Premiumは1320万画素のインカメラでAF付き。レンズは22mm相当の広角レンズなので背景と一緒に撮ったり友達と一緒に撮ったりできる。

 インカメラとアウトカメラの切り替えは指で画面をスワイプするだけと簡単だが、不用意に切り替わっていきなり自分の顔が写ってびっくりする事案が発生しました。

スマートフォンカメラ比較
インカメラで自撮りの図。右手に注目

 面白いのは「ハンドシャッター」。手のひらを見せるとそれを認識してセルフタイマーがスタートするので、撮りやすい。

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手のひらを認識した瞬間の図
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インカメラで自撮り。美肌をオンにして撮影。けっこう強めに効果がかかる

 Galaxy S8+のインカメラは約800万画素ながら、レンズがF1.7と明るくてAFも搭載。25mm相当の画角を持っている。

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Galaxy S8で自撮りの図

 これもインカメラとアウトカメラの切り替えは上下のスワイプで簡単にできるため、いきなり自分の顔が写ってびっくりしたりする。

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自撮り時の画面
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インカメラで自撮りの図

 まあ画角も画素数もオーソドックスであり、扱いやすいといっていい。ちなみに、エフェクトをかけて撮ったのがこちら。

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さすがのデキ

 P10 Plusのインカメラも800万画素だが、F1.9という明るめのレンズに、26mm相当の広角。すごいのは、インカメラ時もポートレートモードにすれば「芸術的ボケ」を使えること。

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インカメラ時もポートレートモードが

 ただし、ダブルレンズカメラではないので、エッジの認識が甘くなるのはお覚悟を。うまくいけば、インカメラでも背景ボケ使える。自分たちをメインに撮りたいならボケをオンに、背景もくっきり(つまりどこで撮ったかがはっきり分かるように)撮りたいならボケはオフで。

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インカメラのポートレートモードで撮影。比較的にうまく背景がぼけたカットを選んでみた

 AQUOS Rのインカメラは何と約1630万画素と画素数をぐんと上げてきた。インカメラ画素数番長である。さらに23mm相当の広角でF2.0のレンズとかなり攻めてきた。

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AQUOS Rのインカメラで自撮りの図

 さらに、インカメラ時でも「インテリジェントフレーミング」が使え、インカメラ時のみ小顔補正や美肌調整を使える。

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小顔補正と美肌調整が使えるのがポイント

 では撮ってみる。

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インカメラ時の画面。セルフタイマーをさっとかけられる点と、ガイド線(十字の位置に顔を置きましょうという意味)がポイント
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小顔+美肌。ちょっと不自然さが出ちゃったかな。なお小顔や美肌をオンにすると、撮影後にちょっと処理で待たされるのが残念
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さらにインテリジェントフレーミング機能が働いて自動的にトリミングしてくれたのがこちら

 以上、最新4モデルで人物撮り比べ編でありました。

 なんというか、美肌系の機能をかけさせると、サムスンとHuaweiは強いわー。美肌にかける気合いと執念がすごい。

 肌の表現は人によって好みに差が出やすいところだけど、個人的にはP10 Plusを推したい。今回、唯一のSIMロックフリーモデルだが、SIMロックフリースマホを「格安スマホ」とまとめちゃってはいかんよ、ってのがよく分かる。「格安SIM」と「SIMロックフリースマホ」は別である。

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