iPhone 8 Plusと徹底比較 「iPhone X」のカメラは何が進化したのか:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(4/4 ページ)
iPhone Xのカメラ機能レビュー第2弾では、iPhone 8 Plusや7 PlusとXを比べながらチェックしてみたい。カメラの起動からシーン別の画質、ディスプレイまで、計11ポイントを見る。
チェックポイント9:夜景対決
せっかくイルミネーションも撮ったので。
さすがに広角側はiPhone 8 Plusも手ブレ補正が効いているので両者互角。
チェックポイント10:望遠カメラ動画対決
試してみたかったのが動画。
広角側の動画手ブレ補正は今までもちゃんと効いているが、望遠側カメラの手ブレ補正も効くようになったか。
さすがに左右の手にそれぞれ持って撮影したのでどっちもブレているけど、iPhone Xの方が手ブレ補正が頑張っているのが分かるかと思う。
効いています。
チェックポイント11:ディスプレイ対決
iPhone Xのディスプレイは有機ELになった。
自発光するので黒がぎゅっと締まっていてすごくきれいだし、写真を表示すると「プリントした写真がiPhoneに張り付いている」みたいに見える。これはすごい。iPhone Xに比べると、従来のディスプレイは「ガラスの後ろにディスプレイがある」感である。
ただ視野角は広くない。iPhone 8 Plusの液晶ディスプレイに比べると、白いものを斜めから見たときちょっと色がずれる。有機ELの特性ではあるが、写真を鑑賞するときは正面から、だ。
というわけで、正直、まあiPhone 8 PlusもiPhone Xもカメラとしては同じ世代なので広角側で撮っている分には差はない。どっちにしろ、iPhone 7 Plus以前の世代より画質はよくなっている。
ただ、望遠側のカメラをよく使うならiPhone X。自撮りをするならiPhone X。さらにいえば、ロック画面からさっと起動できるのはiPhone X。
欲をいえば、インカメラはもうちょっと広角にしてほしいかなというくらい。
というわけで、しばらく両方持ち歩いていたのだが、気が付くとiPhone Xを取り出してしまうのでありました。
iPhone 8 Plusまでは、広角側カメラが主、望遠側カメラが従って感じだったけど、iPhone Xで両者がかなり近づいて、望遠側カメラで撮る機会が増えた。
一度使うともう戻れませんわ、iPhone X。
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