連載
QWERTYキーボード搭載で世界最薄 Windows Mobileスマホ「IS02」(懐かしのケータイ)
auでは2機種目となったWindows Mobile搭載端末「IS02」。OSとして静電式タッチパネルに対応し、指先での操作が行えるようになったほか、QWERTYキーボードを搭載したスマホでは世界最薄となる12.9mmを実現した製品でした。
思い出のケータイを振り返る連載。今回紹介するのは、au(KDDI・沖縄セルラー電話)の東芝(現・富士通モバイルコミュニケーションズ)製スマートフォン「IS02」です。
IS02は、QWERTYキーボード搭載のスライド型スマホで世界最薄として登場した製品で、世界で初めて「緊急地震速報」の受信に対応したスマホでした。
auとしては2機種目のWindows Mobile搭載端末で、「Windows Mobile 6.5.3」を搭載した初のモデルでした。4.1インチの有機ELディスプレイには、Windows Mobile 6.5.3から対応になった静電式タッチパネルを採用していて、それまでのスタイラスを使った操作から、指先でも快適に操作できるようになりました。
また、指先での操作に最適化された東芝独自のUI「NX!UI」を搭載。iPhoneやAndroidに近い画面表示にすることで、それまでのWindows Mobileスマホでは「使いにくい」と言われていた部分が解消されていました。
メール機能としては、PCメールのほかにCメールに対応していましたが、EZメール(〜@ezweb.ne.jp)には対応していませんでした。Cメールも、発売当初は受信のみ対応で、2010年10月のソフトウェア更新で送信にも対応しました。
(機材協力:携帯市場)
「IS02」の主な仕様
- 発売日:2010年6月24日
- キャリア:au
- メーカー:東芝モバイルコミュニケーション
- サイズ:約66(幅)×123(高さ)×12.9(奥行き)mm
- 重量:約158g
- メインディスプレイ:4.1型(480×800ピクセル)有機EL 26万色
- アウトカメラ:有効約322万画素CMOS
- ボディーカラー:ブラック×ホワイト
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