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ドコモほか、宮古島で訪日外国人向けキャッシュレス化トライアルを実施
NTTドコモらは、7月2日からキャッシュレス決済促進などを目的とした「宮古島訪日外国人送客およびキャッシュレス化トライアル」を実施。モバイル決済サービス「Anywhere」を用いたクレジットカード決済環境の整備など、訪日外国人向けの施策を展開する。
NTTドコモらは、7月2日から宮古島で「宮古島訪日外国人送客およびキャッシュレス化トライアル」をスタートした。期間は2019年2月28日までを予定し、トライアル結果を踏まえて本格導入を目指す。
本トライアルは、宮古島に来島する観光客に向けたキャッシュレス決済環境の提供などを目的として実施する。具体的には宮古島市内のタクシー会社全13社、宮古島市内の小売店などでモバイル決済サービス「Anywhere」を用いたクレジットカード決済環境を整備。観光客のタクシー利用時やショッピング時のキャッシュレス決済需要に対応する。
また銀聯国際と連携し、宮古島市の魅力を銀聯カード保有者向けに発信して、団体旅行客の購買促進と個人観光客の送客を促進。この他にも訪日外国人向けの施策を順次展開し、宮古島全体のインバウンド対応強化とキャッシュレス化を目指す。
参画企業・団体は宮古島市、宮古島市商工会議所、宮古タクシー事業協同組合、沖縄銀行(おきぎんジェーシービー)、琉球銀行(OCS)、銀聯国際、リンク・プロセシングで、コーディネートや端末導入支援、利用状況の把握などの支援を行う。NTTドコモは通信環境、決済デバイス、スマートフォン端末の貸し出しやトライアル結果の分析・とりまとめを担当する。
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