ニュース
Corning、“2倍強くなった”「Gorilla Glass 6」発表
Corningが、多数のスマートフォンで採用されているディスプレイガラスの次世代製品「Gorilla Glass 6」を発表した。現行製品より2倍の強さという。特に複数の落下に耐えるよう素材から開発した。
米Corningは7月18日(現地時間)、次世代ディスプレイガラス「Gorilla Glass 6」を発表した。現行の「Gorilla Glass 5」より2倍強化したとしている。
「Gorilla Glass 5より高いところからの落下にも強く、さらに重要なのは、複数回の落下にも耐えられるよう設計したことだ」と同社は説明する。
同社によると、スマートフォンユーザーは平均で年に7回端末を落とし、その50%以上が高さ1m以下での落下という。こうした複数の落下に対処するため、Coroningは新素材を開発した。その素材を採用したGorilla Glass 6は、高さ1mから荒い表面に15回落としても耐え、これはGorilla Glass 5の2倍の強さだと説明する。競合他社のガラスでは1回目の落下で壊れるという。
Gorilla Glass 6は既に多数の顧客企業が評価中で、向こう数カ月中にはこのガラスを採用した製品が市場に登場する見こみ。Gorilla Glassのガラスは、45社以上の60億台の端末で使われている。
関連記事
- ソニーモバイル、新フラグシップ「Xperia XZ1」、プレミアムコンパクト「Xperia XZ1 Compact」など3機種を発表
ソニーモバイルが、IFA 2017の開催に合わせてXperiaの新製品3機種を発表。「Xperia XZ1」はHDR対応の5.2型フルHD液晶を搭載し、フロントスピーカーを強化。このXperia XZ1と同等の機能を小型ボディーに収めたのが「Xperia XZ1 Compact」だ。 - 携帯電話の故障原因1位は「ディスプレイの破損」 4割が修理せず
オークネットは、1月10日に「携帯端末(電話)の修理に関するアンケート」の結果を発表。不具合1位は「ディスプレイ(ガラス部分)が割れた」で、約4割は修理をしていないことが分かった。 - スマホ画面割れ、どう防ぐ? 今からできるテッパンの落下対策
スマホの高額な修理代。高い修理代をかけないためにも、落下や画面割れを防ぐための対策法を紹介していきます。 - Corning、160cmから落下させても破損しにくい「Gorilla Glass 5」を発表 今秋登場端末で採用へ
Corningが次世代ディスプレイガラス「Gorilla Glass 5」を発表した。160cmの高さからラフな面に落下しても破損しにくい強度。年内発売の主要端末で採用の見込みだ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.