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Samsungの折りたたみスマホ「Galaxy Fold」は何が新しい? 気になるポイントは?(2/2 ページ)

Samsungの折りたたみスマホ「Galaxy Fold」の製品版が、ついに披露された。これまでも他社から2画面スマホや、ディスプレイを折りたためるスマホは発表されたが、Galaxy Foldは何が新しいのか? 現時点で判明している特徴をまとめた。

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厚さと重さはどれぐらい?

 Galaxy Foldのサイズと重さはまだ公表されていない。折りたたんだ状態はかなり細い印象だが、どれぐらい厚く、重いのかは気になるところ。ちなみにFlexPaiは重さが320gと超ヘビー級だが、さすがにここまで重くはないか。Mは折りたたみ時のサイズが約72(幅)×151(高さ)×12.1(奥行き)mm、重さが約226gで、このあたりの数字が目安になりそう。

Galaxy Fold
開いた状態でも案外小さく見える(この男性の手の大きさにもよるが)

 写真を見る限り、折りたたんだ状態でも厚ぼったい印象はない。Samsungによると、Galaxy Foldでは新たなポリマー層をディスプレイに導入したことで、既存のディスプレイよりも50%薄くできたという。折りたたむとヒンジ付近にやや隙間ができるようだが、写真を見る限り、やぼったさはなく、洗練された印象を受ける。ヒンジ部分がそれほどゴツくないように見えるのは、Samsungがこれまで手掛けてきた、折りたたみケータイのノウハウも生かされているのかもしれない。

Galaxy Fold
閉じた状態でも分厚くなさそう?
Galaxy Fold
閉じた状態のヒンジ
Galaxy Fold
ヒンジ部分のゴツさも感じない
Galaxy Fold
折りたたむと、ヒンジ側にやや隙間があるように見える

写真はどのスタイルでも撮りやすい

 Galaxy Foldのアウトカメラは背面に搭載しているので、閉じた状態でも開いた状態でも使える。閉じた状態でカメラを起動して、もう少し大きな画面で被写体を確認したいと思えば、本体を開けば同じ撮影画面が継続する(はず)。スペックを見る限りはGalaxy S10/S10+と同等のようで、広角、超広角、望遠の3眼カメラを使える。特殊な形状だからといって妥協していないのは好感が持てる。

Galaxy Fold
右がカバーディスプレイのインカメラ、左がアウトカメラ
Galaxy Fold
こちらはInfinity Flexディスプレイのインカメラ

 インカメラはカバーディスプレイとInfinity Flexディスプレイのどちらにも搭載しているので、こちらも閉じた状態でも開いた状態でも使える。なおカバーディスプレイ側はシングルカメラ、Infinity Flexディスプレイ側はデュアルカメラという違いはある。ここからも、SamsungはInfinity Flexディスプレイをメインで使ってほしいと考えていることが分かる。

 Mではディスプレイ面に1つしかカメラを搭載していないので、本体を開いた状態ではアウトカメラとして使えず、閉じた状態でアウトカメラとして使うには、裏側のディスプレイに表示を切り替える必要があるなど、操作性に難があった。Galaxy Foldなら、どのスタイルでもアウトカメラとインカメラどちらも違和感なく使えるはずだ。


 以上、発表内容から分かる範囲でGalaxy Foldの特徴をまとめた。久々に、「とにかく早く触りたい」と思わせるスマホであるのは間違いない。「日本発売」の吉報が届くことに期待したい。

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