発表会を待たずに新製品を発表するApple その狙いは?:Mobile Weekly Top10
3月18日から21日にかけて複数の新製品を発表したApple。日本時間の3月26日の発表会を待たずに続々と出てくるので、記者各位もなかなか忙しい1週間でした……。
ITmedia Mobile Weekly Access Top10
2019年3月18日〜2019年3月24日
- 新「iPad Air」と新「iPad mini」は何が変わった? iPad/iPad Proと比較する
- 格安SIMの通信速度調査、2019年3月はUQ mobile、Y!mobile、mineoが優勢
- いまだ販売ランキング1位 「iPhone 8」がXSやXRよりも売れている理由
- iPhone 8(64GB)が一括約2万円に、iPhone XS/XS MaxやiPadも大幅割引 ドコモが「端末購入サポート」拡大
- Appleはなぜ発表会の前週に新「iPad Air」「iPad mini」を発表したのか
- 端末割引はOK、docomo withはNG 「完全分離プラン」の中身を整理する
- 新「iPad Air」「iPad mini」発表 2機種ともApple Pencil対応
- 「docomo with」「月々サポート」終了の報道 ドコモ「具体的なことは決まっていない」
- ゲーム音声の遅延を最大30%低減 充電ケースが選べる新型「AirPods」登場 1万7800円から
- ソフトバンク傘下のLINEモバイルが、なぜau回線を追加するのか? 嘉戸社長に聞く
今回のITmedia Mobile Weekly Top10は、2019年3月18日から3月24日までのアクセスを集計し、ランキング化しました。
3月18日から20日にかけて、Appleが矢継ぎ早に新製品を発表しました。18日には新型の「iPad Air」と「iPad mini」、19日には「iMac」、20日には「AirPods」といった具合です。
そのこともあり、今回のランキングではアクセス数トップ10のうち4記事が新製品に関連する記事となりました。1位の「新『iPad Air』と新『iPad mini』は何が変わった? iPad/iPad Proと比較する」は特に良く読まれました。
しばらく新製品が出なかったiPad AirとiPad miniが、ここに来てスペックアップしたことは大いに歓迎したいこと。プロセッサの刷新によるパフォーマンス向上はもちろんですが、Apple Pencilに対応したことは用途次第では非常に便利といえます。
ただ、現行iPad Proと比べると、外部接続端子が異なること(iPad ProはUSB Type-C、今回発表された2機種はLightning)やApple Pencilの世代が異なることは気になる所です。なぜ現行iPad Proの仕様に合わせられなかったのか……。
私事ではありますが、筆者が現在使っているPCやスマートフォン、タブレットの外部接続端子はiPhone以外全てUSB Type-C端子を備えています。電源供給もおおむねUSB Power Delivery(USB PD)対応です。常用機器の中で「iPhone XS」だけがType-Cケーブルを“直接”接続できないなのです……。
接続端子の規格・仕様が異なる機器を混在して使っていると、その分余計なケーブルや変換アダプター類を持ち歩かなければいけなくなります。できることなら、iPhoneも含めてUSB Type-C端子に統一してほしいと思う今日この頃です。
話が脇道にそれそうになりましたが、Appleが3月26日深夜(日本時間)に行った発表会では、ハードウェアに関する発表は一切ありませんでした。強いていうなら「Apple Card」の物理カードは「ハードウェア(金物)」ですが……。
発表会でこれらの新ハードウェアについて言及がなかったのは、「メイン」機種ではなかったこともあるでしょうが、これからのAppleはサービスにもより注力していくという姿勢を示したかったからだと思われます。
次のAppleの大型イベントは、6月3日(米国太平洋時間)から開催される「WWDC19(World Wide Developer Conference 2019)」。ここではどのような発表があるのでしょうか。楽しみです。
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