スマホ決済アプリ、目指すは「スーパーアプリ」化?/「Rakuten Mini」の実力をチェック:Mobile Weekly Top10
KDDIが、決済に関連するサービス(一部を除く)とeコマースサービスのブランドを「au PAY」に統一します。ヤフーとソフトバンクの合弁企業が展開する決済サービス「PayPay(ペイペイ)」への対抗のためと思われます。
ITmedia Mobile Weekly Access Top10
2020年1月27日〜2020年2月2日
- 「Ponta」と「スーパーアプリ」でポイントがたまりやすい仕組みを au PAYの戦略
- 縦折りスマホ「razr」、米国で2月6日発売 公式動画で「画面のバンプは正常な状態です」
- ここ2カ月、Android勢で総合トップ10入りはドコモだけ 「AQUOS sense3」は2位浮上
- dポイントかPontaか 決済事業でドコモとauの戦いが激化――2社の決算を読み解く
- 楽天モバイルの超小型スマホ「Rakuten Mini」に触れる どんな人にオススメ?
- ファミマでdポイント40倍、ローソンで20倍、ドコモが28日から新キャンペーン
- Galaxy S10 Lite/Note10 Liteはどこが「ライト」なのか? S10/Note10+と比べてみた
- auの決済サービスブランドは「au PAY」に アプリやカードの名称を変更
- 国民生活センターが「格安スマホ」に注意喚起――そもそもシニアに格安スマホを勧めるべきなのか
- mineo、月額800円を6カ月間割り引くキャンペーン 音声SIMが月額710円/4GB〜
ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、その上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2020年1月27日から2020年2月2日までの1週間について集計し、まとめました。
今回のアクセスランキングの1位は、KDDIが1月28日に行った「au PAY」に関する発表会のレポート記事でした。他にも、関連する記事が4位と8位に入っています。
KDDIは決済サービスとしてのau PAYの強化策を短期間で打ち続けています。まず、Pontaポイントを運営するロイヤリティ マーケティングや、同社の2位株主であるローソンと資本業務提携を締結した上で、自社の「au WALLET ポイント」を「Pontaポイント」に統合することを決定。そして今回、決済サービスとeコマースサービスのブランドを「au PAY」にそろえることを発表しました。
発表会のレポート記事にもある通り、矢継ぎ早にau PAYの強化を行っているのは「スーパーアプリ」化を狙っての取り組みです。ざっくり説明すると、スーパーアプリは決済を含む金融サービスを全てこなせる上、eコマースなどを含め日常生活の全てを内包したアプリのことです。
スーパーアプリといえば、ヤフーとソフトバンクが合弁で展開する「PayPay(ペイペイ)」も機会のある度にその構想を語っています。恐らく、KDDIはその動きを意識してau PAYの強化に取り組んでいるものと思われます。
KDDIは、au PAY以外の金融サービスのブランドも順次「au」の名を冠するものに変更しています。ヤフーも「PayPay」の名を冠するサービスを出してはいますが、KDDIと比べると名称変更への「前のめり感」はあまりないようにも思えます。私個人としては、2020年は「au」と「PayPay」の戦い(?)に注目しています。
ランキングの5位には、楽天モバイルがMNOサービス用端末として限定販売しているスマートフォン「Rakuten Mini」のファーストインプレッションが入りました。
前回のランキングでも触れた通り、Rakuten Miniを購入すると表明していた私ですが、2月1日にようやく購入することができました。楽天モバイルオリジナルのケースやガラスフィルムもセットです。「おまけ」で楽天モバイルのロゴ入りハンドストラップももらえました。
早速使ってみているのですが、レビュー記事にもある通り、小さい割には便利に使えています。特に、おサイフケータイが使えることは非常に大きく、iD、QUICPay+や楽天EdyについてはRakuten Miniで使うようにしています。「Google Pay」に登録したバーコード式のポイントカード(dポイント、Tポイント、楽天スーパーポイント)も、「小さ過ぎて読み取ってもらえないかな……」と不安でしたが、今のところは問題ありません。
メインのスマートフォンをすでに持っていて、より効率的にさまざまなポイントをためたいという人にも、Rakuten Miniはおすすめできます。iPhoneをメインとしている人なら、iPhoneでは使えない「ラッキータッチ」を使う手段としてもアリです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「Ponta」と「スーパーアプリ」でポイントがたまりやすい仕組みを au PAYの戦略
KDDIが1月28日に「au PAY発表会」を開催し、決済や金融にまつわる戦略を披露した。「au WALLET」アプリを「au PAY」アプリに変更し、日常生活の入口になる「スーパーアプリ」化を目指す。キャンペーンに加え、共通ポイントのPontaや他の金融サービスとの連携によってポイントをたまりやすい仕組みも強化する。
縦折りスマホ「razr」、米国で2月6日発売 公式動画で「画面のバンプは正常な状態です」
Motorolaが縦折りスマートフォン「razr」を北米で2月6日に発売すると発表。価格は1500ドル(約16万円)で、Verizonが独占的に扱う。公式YouTubeチャンネルで新しい関連動画が多数公開された。
ここ2カ月、Android勢で総合トップ10入りはドコモだけ 「AQUOS sense3」は2位浮上
ソフトバンクの「iPhone 11(64GB)」は連勝を16に伸ばす。NTTドコモの「AQUOS sense3 SH-02M」が1週で2位に戻ってきた。「Galaxy A20 SC-02M」は7位をキープしている。
dポイントかPontaか 決済事業でドコモとauの戦いが激化――2社の決算を読み解く
NTTドコモとKDDIの第3四半期決算が出そろった。2社とも、料金値下げや純増数の低下に伴い、通信料収入は減少傾向にある。好調なのは非通信事業で、ポイントも含む金融・決済事業で、2社の戦いが激化しつつあることがうかがえる。
楽天モバイルの超小型スマホ「Rakuten Mini」に触れる どんな人にオススメ?
楽天モバイルが、MNOサービス向けのオリジナル端末として「Rakuten Mini」を1月23日に発売した。最大の特徴は、何と言っても超小型のボディー。6型前後のスマホに慣れている筆者がサイズ感や操作性をチェックした。

