フラグシップスマホ「OPPO Find X5 Pro」発表 ハッセルブラッドカメラ搭載、約16.6万円(2/2 ページ)
OPPOのフラグシップスマートフォン「OPPO Find X5 Pro」が発表された。ハッセルブラッドとのコラボに加えて、OPPO独自開発のプロセッサ「MariSiriconX」を初めて搭載し、カメラ性能の底上げを図っている。欧州市場向けの価格は1299ユーロ(約16万6500円)。
12分で50%まで充電できる「80W急速充電」
バッテリー容量は5000mAh。独自規格の急速充電「SUPER VOOC」により、専用のACアダプターとケーブルを組み合わせで、80Wでの充電をサポートする。電池容量0%の状態でコンセントにつないで、12分で50%まで充電可能という。USB-PD充電器との互換性も有している。
また、ワイヤレス充電では「AIRVOOC」という独自規格に対応。専用のワイヤレス充電スタンドに設置すると、50Wで急速充電できる。ワイヤレス充電スタンドは別売で79ユーロ(約1万円)。
急速充電機能は、バッテリー劣化を抑える設計へと改善されており、バッテリーの最大容量が80%まで低下するまでの充電回数は1600サイクルとなっている。これは、一般的なスマートフォンのバッテリー劣化スピード(約800サイクルで80%まで低下)より長寿命だという。
セラミック素材で質感強化
Find X5 Proのセラミック素材を採用。ボディーにはガラスの2倍の強度があり、指紋もつきづらいという。流線型形状で設計し、背面カメラの出っ張りを目立たないデザインにしている。IP68相当の防水、防塵をサポート。サイズ約73.9(幅)×163.7(高さ)×8.5(奥行き)mm、重量は約218gとなっている。
プロセッサはQualcomm製のSnapdragon 8 Gen 1を搭載。メモリは12GB、ストレージは256GBを備えている。モバイル通信の仕様は販売国によって異なるが、5G SA/NSAをサポートし、デュアルSIM(物理SIMまたはeSIM)に対応している。ミリ波帯は非対応。
OSはAndroidベースで、独自UIの「Color OS 12.1」を搭載する。Color OSでは、ゲームアプリを優先で動作する仕様となっている他、個人の目の特性に合わせて色表示をカスタマイズする機能やWindows PCとの連携機能などを搭載する。Google Playや「ニアバイシェア」のようなAndroid標準の機能も利用できる。
普及モデルの「OPPO Find X5」も同時発表
ハイエンドモデルのOPPO Find X5 Proと合わせて、普及モデルの「OPPO Find X5」も発表した。ハッセルブラッド共同開発のカメラやMariSillicon Xチップを搭載しつつ、プロセッサを一世代前のSnapdragon 888として価格を抑えている。ディスプレイサイズは一回り小さい6.5型で、メモリは8GB、ストレージは256GB。ボディーは磨りガラス調のブラックとホワイトの2色をそろえる。
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