「Xperia 1 VIII」のカメラには大きく“3つ”の変化 「AIカメラアシスタント」の狙いに迫りつつ、ポイントを絞って撮って解説:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/3 ページ)
ソニーのフラグシップスマートフォン「Xperia 1」も、早いもので8代目となった。今回は海外を中心に「AIカメラアシスタント」が話題になったけれど、実はそれ以外にも注目すべき変化点もある。全部ひっくるめて撮りつつチェックしていこう。
ソニーのスマートフォン「Xperia」シリーズのフラグシップモデルといえば、「Xperia 1」である。気付けばもう8代目の「Xperia 1 VIII(マークエイト)」である。2028年には「Xperia 1 X(マークテン)?」になりそうだ。
で、今回のXperia 1 VIIIのカメラには、注目すべきポイントが3つある。
1つ目はカメラユニットのデザイン。2つ目は望遠カメラが前モデルとはガラッと変わったこと。そして3つ目は新機能「AIカメラアシスタント」が搭載されたこと。
それぞれ、パシっとポイントを絞って、解説っぽいことをしてみたい。
望遠カメラが一新されたXperia 1 VIII
Xperia 1といえば、「縦に3つ並んだトリプルカメラ」がトレードマークだったのだけど、その伝統が終わったのである。
搭載するカメラの関係で、レンズのレイアウトが変わったのだが、それに併せてカメラユニットの位置がトップから少し下にズレたのがポイント。おかげで、横位置に構えたときに左手の指がかぶりづらくなり、持ちやすくなった。
カメラが縦に3つ並んだデザインがXperia 1の特徴だったので、それが崩れたのは残念ではある。けれど、“カメラ”としてはこっちの方が扱いやすい。
2つ目の変化点「望遠カメラ」はどうか。
Xperia 1シリーズでは、3代目の「Xperia 1 III」で、2つの焦点を切り替えられる「可変式望遠レンズ」を搭載した。それ以来、Xperia 1シリーズには望遠カメラに光学ズームレンズを継続して搭載してきた。
それが今回、Xperia 1 VIIIでは望遠カメラのズームレンズが廃止された。その代わりに、望遠カメラのセンサーサイズが1/1.56型と大きくなり、画素数も4800万画素に増えた。センサーサイズを大きくして画素数も増やして、写りのクオリティーをグッと上げるという作戦である。
センサーサイズを大きくすると、その分必要なレンズ径が大きくなる。ペリスコープ型のズームレンズをスマホのボディーに入れるとなると、本体が分厚くなりすぎるということだろう。
この変化は、カメラの配置にも関係している。3つのカメラは下の写真のように配置されており、厚くなった望遠カメラを収めているのが分かる。
光学ズームと比べて画質はどうなの? ガスタンクで比較
となると、「先代(Xperia 1 VII)の光学ズームと、今回のクロップズーム(いわゆる『光学○倍相当ズーム』)で、どちらが高画質なのか?」と気になる。
ソニーの担当者に尋ねたところ、「今回(Xperia 1 VIII)の方が確実に画質は上がっている」とのこと。
じゃあ、ってことで、1年前にXperia 1 VIIの望遠カメラ(7,1x/170mm相当)で撮ったガスタンクと、今回のXperia 1 VIIIの望遠カメラの2x(アプリ上では5.8x/140mm相当)で撮ったガスタンクの一部を拡大して並べてみよう。
左がXperia 1 VIIで、右がXperia 1 VIII。ちょっと天候の差はあるけれど、ディテールの描写力が全然違うことが分かると思う。
新型の方が、確実にディテールの描写力が上がっている。これはいい。今回は「光学ズーム搭載」というスペシャル感はなくなったけれど、その代わりにクオリティーは確実に上がっていて、いい感じだ。
ここで、恒例の超広角から望遠までのガスタンクをどうぞ。どれも大きめセンサーの4800万画素から1200万画素の画像を作っているので、高画質である。ダイナミックレンジも広くなっている。
見れば分かる通り、前モデルよりも望遠にむしろ強くなったのだ。
なくなった機能もある
望遠カメラが変わったことで、減った機能が1つある。「テレマクロ」モードだ。望遠カメラを使ってマクロ(近接)撮影をするやつ。
先代の記事にも載せた通り、テレマクロは写り的にめちゃ優秀だった。でも、マニュアルフォーカス専用であるがゆえに、撮影難易度がそれなりに高いので、誰もが気軽に使えるものじゃなかった。
Xperia 1 VIIIではテレマクロ機能はなくなったけれど、よほど大きく撮ろうと思わなければ、このくらいアップで撮れる。だから問題なし。
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