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女性の長つめは敵?――乙女的視点でiPhone 3Gを操作する (2/2)

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つけづめの方がミスが少ない?

 準備もできたところでまずは、自前のつめ(1ミリ)から試してみよう。メニューからiPodをチョイス! 自分のつめだということもあり操作は快調に進む。当たり前だが、タップもスクロールも難なくクリア。まぁ、自前のつめで打つのが大変だったら問題か。

photo 自前のつめ(1ミリ)で検証

 メールはまだ文字入力になれていないせいもあり、23文字という短い文章でも、フルキーボード入力では2回、テンキーパッド入力では3回もミスをしてしまった。

 次はつけづめを装着し3ミリに挑戦。つめをつけてみると案外長い。画面に引っかかるかと思いきやタップもスクロールも快適。ディスプレイを押す際につめがあたってコツコツと音をたてるが、タッチパネルが感圧式ではないため関係のない場所につめが当たっても誤入力を生むことがないのがうれしい。

photo つけづめ(3ミリ)を装着して検証

 メール入力は少し苦戦。フルキーボード入力では3回、キーパッド入力で4回のミス。長押しするとそのボタンに割り当てられた文字がそれぞれ上下左右に表示されるキーパッド入力では、つめが長いと割り当てられた文字が指に隠れて見えなくなってしまう。これは少し使いづらい。

 最後に5ミリのつけづめで試してみよう。iPod操作は相変わらずスムーズ。余計な場所を押すこともなく好きな音楽を快適に聴くことができた。

photo 最後はつけづめ(5ミリ)で検証

 次は、最後の関門であるメール。な、な、なんとやたらとスムーズに打てるようになった。打つのに慣れたのか、ミスはフルキーボードが1回でキーパッドでは2回。……ん? おかしいな……、自前のつめよりもミスが減っている。


 3回試して感じたことは、当然だが“慣れは重要”であること。つめが長い人にとっては、入力方法にさえ慣れてしまえば、このフラットな入力インタフェースは従来の携帯電話より使いやすいかもしれない。

 またこの記事でも紹介されているが、勝手さえ覚えてしまえばキーパッド入力におけるフリックが最強だ。つめが長いと面倒になる“押す”という作業ではなく、はじく感覚で入力できるためつめにも負担をかけずに済む。

 つめの長さに左右されず作業が可能なため、iPhoneは意外と女子にも使いやすい端末だということが分かった。この使いやすさがしっかり伝われば、女子の間にもiPhoneが広まって行くかもしれない、と思う乙女なのだった。

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