花形から裏方へ――NECのPC事業を支える群馬事業所(1/3 ページ)
NECパーソナルプロダクツは7月16日、PC修理やユーザーサポートなどを担当する群馬事業所(群馬県太田市)をマスコミ向けに公開した。今ではPC購入後のサポートという“裏方”に回っているが、2年前に修理・サポート担当のNECカスタムサポートへ転身するまで、NEC製デスクトップPCの開発・生産拠点として活躍していた事業所だ。
転身するといっても、事業所の従業員はほとんどそのまま。開発・生産の担当者が、修理・サポートに回ったわけだ。
「(移行には)難儀した。すべてがゼロからのスタートだった」(加藤秀章執行役員)。デスクトップPCの元開発者は、ハードの設計を知っていても修理のノウハウがなく、手をどう動かせばいいかが分からない。修理後に報告レポートを作成しようとすれば、元生産担当者から「キーボードの打ち方が分からない」という声が飛んだ。実作業に入る前に、まずは教育が必要だった。
デスクトップPCの開発という花形職種から、修理・サポートに――。中には、モチベーションが下がってしまう従業員もいた。
しかし、原因が分かりづらい故障を直すには、製品に関する詳しい知識が必要になる。かつては自分が開発を担当した製品――。周囲から故障個所が分かりにくい製品の相談を受けるようになり、自分の役割に誇りを持つようになったという。
受身だった姿勢も、攻めに変わった。例えば電源が故障しているのなら、コンデンサーの不具合が原因なのか、それともどこかで断線しているのか、プラグを差し込んで原因を解析するシステムを所内で開発。数分で原因を特定できるようになった。従来は原因が不透明な場合、ランニング試験も含めて丸1日かかることがあったという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
2
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
3
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
6
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
7
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
8
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
9
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
10
「あ、その情報メモしたい!」を叶えるワイヤレスイヤフォン、Nothing「Ear (3a)」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR