NEC端末はここで作られる〜NEC埼玉工場

» 2004年07月02日 18時20分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 携帯電話はどうやって作られているのか。国内向けのNEC端末の製造を手がける工場、NEC埼玉が7月2日、マスコミ向けに公開された。

 NEC埼玉では、国内向けの携帯電話の生産が中心。現在は「N506i」と「N900iS」を中心に、基地局の製造も手がける。携帯電話ができるまで──を、順を追って見ていこう。

 まずはプリント基板に電子部品を載せていく。この作業は機械が行う。NECのスタッフが手に持っているのは「プリント基板に、鉛を含まないクリームハンダを付けていく」ときのパターン。部品の載せ方は「ピザのトッピングのようなイメージ」だという。

 工場には「N506i」と「N900iS」の基板も展示。2000年の頃は100万ポイントに対して10〜20ポイント(10〜20ppm:part per million)の不良が発生していたが、今は5ppm程度に減少したのが自慢だ。

 部品を実装された基板を、今度は組み立てる。組み立て工場というと、ベルトコンベアの流れ作業の印象が強いかもしれないが、NEC埼玉での基本はセル生産。以前ベルトコンベア方式を使っていたころはラインの長さが180メートルあったが、セル生産に移行した現在は6メートル。「長さが短くなった分、リードタイムを削減できた」という。

左の写真には「N900iS」の箱が見える。今日の集中生産カラーは“レッド”だった

 携帯の形に組み上げたあとは試験を行う。電波を通さないシールドボックスに入れて、1台1台テストだ。だいたい、6〜7分に1台の早さで製品ができあがってくるという。

 「月に100万台ちょっとなら、ムーバもFOMAも生産可能。増やすのも簡単だし減らすのも簡単」とNECの中村勉常務取締役。年間では1000万台を超える端末が、ここで製造されている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年08月12日 更新
  1. 新幹線「独りぼっち席」が話題――「2000円追加で“隣が空席”」との声、なぜ導入? (2026年08月11日)
  2. 楽天の三木谷氏がStarlinkに言及――「正直に言って……」 AST SpaceMobileは過疎地域や海上で効果発揮か (2026年08月10日)
  3. LINEの「ミュートメッセージ」有料化へ 相手のスマホを鳴らさずに送れる便利機能 (2026年08月10日)
  4. あの「カシャッ!」は意味なし? スマホの「シャッター音」実態に即さず、ネットに見直しを求める声 (2026年06月15日)
  5. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  6. 【ワークマン】1900円の「アーバンマルチストレージショルダー」 大きく開く小分けポケット搭載 (2026年08月10日)
  7. “デカすぎるハンディファン”と話題を集める「ゴリラの扇風機」を試す 羽根が大きいと風が強くて静か (2026年08月11日)
  8. なぜ? 「PayPay改悪」といまネットで騒がれている理由 ユーザーがすべき対策を解説 (2026年06月05日)
  9. 楽天モバイルの「営業損失」と「解約率」は改善を継続――楽天グループが2026年度第2四半期決算を発表 (2026年08月10日)
  10. KDDIからの独り立ちを目指す楽天モバイル、ローミング交渉の現在地――両社の考えを整理 (2026年08月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー