これが本命? WMV対応メディアプレーヤー
USBに無線LAN、iRadioも搭載した多機能機~長瀬産業「DVX-600」(1/2 ページ)
いま流行のDVD/HDDレコーダーは、ある意味でリビングでエンターテイメントを楽しむための万能選手といえる。HDDやDVDに映像を記録してビデオデッキの代わりになるだけでなく、DVDでのパッケージソフト視聴、CDでの音楽再生もこなせる。カードスロットを装備して、デジタルカメラの写真をHDDやDVDにコピーしたり、テレビ画面上で閲覧ができる機種もある。逆にカードへMPEG4記録して、携帯端末で楽しめる場合も。さらに、PSXのように、CDから音楽をストックしてジュークボックス化できる製品も増えてくるのではなかろうか。
そして、もう一人の万能選手となりうるのがPCだ。DVD/HDDレコーダーが人気を得るずっと以前から、“万能”の呼び声は高かったが、なにしろPCなので、「でかい」「重い」「うるさい」「使いにくい」などといった点がアキレス腱となる。それゆえ、リビングという晴れ舞台にはなかなか登場できなかった。
いまでは、性能が高くても、コンパクトで動作音も静か、というPCもめずらしくはない。しかし、それでも運用性などの面で、PCをリビングという“公共の場”に置くのには抵抗を感じる向きもあるだろう。そこで目をつけられたのが、急激に普及・台頭してきた家庭内LANだ。ネットワークを経由し、ほかの部屋にあるPC内の動画・音楽・写真といったデータをリビングで楽しめる製品が出てきている。
MediaWizから始まった第一世代製品群に続き、最近ではアイ・オー・データ機器のAVeL LinkPlayer新モデル「AVLP2/DVDG」や、バッファローのLinkTheater新モデル「PC-P3LAN/DVD」といった第二世代製品も登場。Sigma Designsの新チップ「EM8620L」搭載により、MPEGやDivXだけでなくWindows Media Video9形式のビデオファイルへの対応も果たした。
今回紹介するTRANSTECHNOLOGY(長瀬産業)の「DVX-600」も、この第二世代にあたるネットワークメディアプレーヤーだ。実際のところ、製品としての内容は、以前レビューで取り上げられた「AVLP2/DVDG」「PC-P3LAN/DVD」と変わらないので、基本的な部分の詳細はそちらの記事でも確認してほしい。
“変わらない”中で各製品が差別化を行っている点。それはまず、ハードウェア構成や端子だ。「DVX-600」では「AVLP2/DVDG」と同様に、IEEE 802.11g/b無線LAN機能を標準搭載。背面に取り付けるアンテナのスタイルもほぼ同じ。DVDドライブを内蔵し(DVD-R、DVD-RW、DVD+R、DVD+RW、DVD-ROM、CD-R、CD-RW、CD-ROMに対応)、映像出力端子はコンポジットビデオ、Sビデオのほかに、コンポーネントとD4の両方を装備している。アナログRGBやDVI端子はない。音声出力は、RCAステレオのほか、デジタル端子として、光(角型)と同軸が利用可能だ。ほかの多くの製品と同じく、ストレージと直結できるようUSB2.0も装備した。
機能やインタフェースはほぼ横並びだが、たいていは省略されているインターネットラジオ機能が「DVX-600」では残された。実にシンプルなインタフェースのままだが、「掃除や料理をするとき、曲を選ぶほど乗り気ではないが、なんでもいいからBGMがほしい」といったニーズもあるリビングでは、意外に使いでがある機能だ。また、サーバ側でディレクトリを指定しておけば、ラジオを流しながら、同時に写真スライドショーも実行できる。ジャズの局にチューニングし、夜景の写真集を流すとかすればよさげだ(しないけど)。
CDDB対応にも期待
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