なりすまし目的で企業に“スパイ”潜入も――英金融当局が報告書
英国では犯罪組織が情報盗難の目的で金融機関に関係者を潜入させており、インスタントメッセージ(IM)やスマートフォンなどが悪用される恐れもある――。英国の金融当局、金融サービス機構(FSA)が11月11日、金融機関の情報セキュリティに関してこんな調査報告書を発表した。
報告書によれば、犯罪組織がなりすましなどの金銭犯罪目的で、企業に関係者を潜入させている証拠が存在するという。また、IMが投げかける危険性について注意を喚起しているほか、PDA、USBペン、スマートフォンが企業情報の盗難に使われたり、ウイルス感染源になる恐れもあると警鐘を鳴らしている。
この報告書は18機関での調査をもとにまとめられた。フィッシング詐欺のような新手の脅威に対応している組織がある一方で、セキュリティ投資が十分でないため従来型の脅威がいまだに存在している企業や、従業員のネットワークアクセス権限管理が不適切なケース、セキュリティが不十分なレガシーシステムを使っているケースもあったという。
銀行を中心とした大手企業ではハッキングや詐欺行為に対応して防御措置を講じているのに対し、それ以外の業界や中小企業では対応が後手に回りがちだと報告書は指摘。経営上層部が情報セキュリティに責任を持って防御策について継続的な見直しを行い、高度化する犯罪の手口に常に対応すべきだと提言している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
陸自が「イオンモール熊本」内部をドローン撮影 防衛省が映像公開
-
2
熊本「通れた道」マップ、トヨタが公開 ホンダも「通行実績情報マップ」
-
3
PayPayアプリで熊本地震への寄付が可能に 最短3ステップ・1円から
-
4
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
5
TSMC熊本工場、段階的に通常操業へ 熊本の地震で一時中断、従業員の無事確認 台湾報道
-
6
熊本で非常時Wi-Fi「00000JAPAN」発動中 KDDIが無料開放、他社ユーザーも利用可
-
7
紙にもiPadにもそのまま書ける驚きのペン、ゼブラ「STYLUS 2WAY」開発秘話 “失敗”を逆手にとったアイデアとは?
-
8
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
9
「痺れるほどにミスを繰り返す」Gemini 3.6 Flashは変わった? 公開から1週間、当初のおバカ回答を今検証する
-
10
Anthropicのミュトス、暗号アルゴリズムの新たな攻撃法を発見――耐量子署名「HAWK」の強度を半減
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR