レビュー:5.1chサラウンドシステム特集
ワイヤレスで快適な“ホームシアター第一歩”――パイオニア「HTP-S2」(1/4 ページ)
“ホームシアターの時代がやってきた”――。
そんな言葉をよく耳にするが、導入しているのはごく一部の層にすぎないというのが現実だろう。DVDプレーヤーやデジタル放送チューナーなど、再生側の機器は持っていても、フロントプロジェクターや本格的なスピーカーを何本も組み合わせたサラウンドシステム、それをドライブするためのAVアンプと、出力側の敷居が高そうに感じられるのは、やむをえないのかもしれない。
さまざまな情報ソースで、何百万円もするプロジェクターや、何十万円もするAVアンプやスピーカーシステムが、ごく当たり前のように喧伝されているのも、その要因の1つだろう。
しかし、実際のところは、各メーカーでは低価格帯の製品も提供している。一般への普及に取り組むなら、こうした入門機の存在が不可欠だからだ。実をいうと当初は「10万円以下の5.1chサラウンドシステム」というくくりで、マルチチャンネル対応アンプとスピーカー6本をセットにした製品を取り上げようと企画していた。しかし、調べてみると、5万円以下の価格帯が賑わいを見せている。
そこで今回は、「5万円以下の5.1chサラウンドシステム」を6~8製品ほど取り上げることにした。レビュー機は、最近(古くても今年)発売された製品のみに絞っている。
ここまで安いと、機能や品質に疑念を抱いてしまうが、リストアップした製品はすべて、ドルビーデジタルやDTSはもちろん、MPEG-2 AACのデコードにも対応している。中にはワイヤレス(リア)スピーカーを採用した製品や、木目調に仕上げられたスピーカーもある。音の程度は聴いてみないと不明だが、少なくとも機能面では、サラウンド入門者にとって、満足のいく内容が揃っているといえそうだ。
レビュー連載の第1回目に紹介するのは、パイオニアのワイアレスシアター「HTP-S2」。この製品ではサラウンドチャンネル、つまりリアスピーカーに無線伝送を採用しており、スピーカーケーブルを接続しなくてよい。
とはいえ、当然ながら、電源を供給してやる必要はあるので、完全にセッティングフリーとは言えない。ただし、ワイヤレスモードを切り替えれば、単なるワイヤレスステレオスピーカーとして利用可能だ。ふだんはリビングのリアスピーカーとして使い、料理の際にはキッチンへ持っていってBGMを流す、という使い方ができるのは面白い。
製品の構成は、アンプ、フロント左/右(以下、L/R)、センター(以下、C)、サブウーファー(以下、SW)、そして、リアスピーカーユニット、および、ワイヤレストランスミッターとなる。L/RとCは密閉式ブックシェルフ型、SWはバスレフ式フロア型で、ともに防磁設計。また、SWはパワードスピーカーではないので、電源は必要なく、L/RやCと同じく、スピーカーケーブルのみを接続すればよい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
2
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
3
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
6
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
7
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
8
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
9
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
10
「あ、その情報メモしたい!」を叶えるワイヤレスイヤフォン、Nothing「Ear (3a)」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR