レビュー:5.1chサラウンドシステム特集
ワイヤレスで快適な“ホームシアター第一歩”――パイオニア「HTP-S2」(3/4 ページ)
電源はアンプ、ワイヤレストランスミッター(ACアダプターを使用)、リアスピーカーユニットのそれぞれに必要。ただ、ワイヤレストランスミッターの電源は、アンプから専用ケーブル1本で供給して欲しい気もする。
サラウンド再生で重要なのが、各スピーカーのバランス設定だ。手軽にすませたいなら、この製品の場合「ルーム設定」を使えばいい。リモコンの「ルーム設定」ボタンを押して、ルーム設定モードに入り、「S」「M」「L」のどれかを押せばいい。Sは8畳、Mは10畳、Lは15畳程度の部屋に相当する。また、同ボタンを繰り返し押すことで、アンプの表示部が「M MID?」「M BACK?」「M FWD?」などと切り替わる。これはリスニングポイントを示しており、普段聴く位置がフロントスピーカーのほうに近いならFWD、ちょうど真ん中なMID、リア寄りならBACKを選択すればいい。
自分で細かく設定もできる。電源が入った状態で、リモコンの「システム設定」を押せば、各スピーカーまでの距離設定に入れる。30センチ単位で、30センチから9メートルまで設定可能。また、「CHレベル」か「テストトーン」で、各スピーカーに対する音量調節(-10~+10dB、1dB単位)もできる。
以上で接続と初期設定は完了。文章で書くと長いが、置き場所さえ確保ずみなら、所要時間は数分といったところだ。
サラウンドシステムでは、ドルビーデジタル、DTS、MPEG-2 AACといったマルチチャンネルのデジタル信号を入力し、それをデコードして5.1ch分のスピーカーへ出力する。それ以外に、単なるステレオ音声が入力される場合もあるし、ステレオ音声にエンコードされたアナログのサラウンド音声(ドルビーサラウンド)かもしれない。
この製品では、リスニングモードはオート/ステレオ/サラウンドの3つに分かれている。オートでは基本的に、アナログ・デジタルを問わずステレオ音声が入力されればステレオで、デジタルサラウンド信号が来ればマルチチャンネルで再生する。通常はこのモードでいいだろう。ステレオモードでは、マルチチャンネル音声もステレオにダウンミックスする。
サラウンドモードでは、2chのドルビーサラウンド信号をデコードする際、「MOVIE」「MUSIC」(ドルビープロロジックIIによる拡張処理)、「DOLBY PL」(通常のドルビープロロジック処理)、「DOLBY VS」(2本のスピーカーのみでサラウンド再生を行うバーチャルスピーカー処理)の、いずれかのモードを選択可能。
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