ゴールドのかかとを持った考える靴「アディダス・ワン」(2/4 ページ)
アディダス・ワンの価格は3万4965円。破格に安くはないが、不良中年育成雑誌で紹介されている超高級な海外ブランドのビジネスシューズに比較すれば、まだまだ可愛く、とても目玉が飛び出すほどの値段とはいえないだろう。
少し高価なジョギングシューズのような化粧箱に入って配送されたアディダス・ワンのパッケージを開くと、その瞬間に、蓋側のクッション材の中に綺麗にレイアウトされた怪しげなオプションパーツの存在に気がつくだろう。IT系ビジネスに携わるアスリートならきっと心が弾むに違いない。
パッケージには最初は何に使うのか想像すら付かない鍵の形をしたクリアな「デモキー」、日常生活では滅多にお目にかかることが無さそうな大型サイズのボタン電池が2個、それらの間に置かれているCD-ROMが含まれるほか、6カ国語で記述されたユーザガイド、まずはそれらの存在に驚かされる。
購入者が最初に行う設定作業は、左右両方のシューズの中敷きをめくって100円玉より大きいボタン電池を入れることだ。確実に電池カバーを閉め、中敷きを元通りに戻したら、シューズの外側中央に位置するプラスとマイナスのマークが入った2個のボタンを同時に指先でしばらく押し続ける。
ほどなく電源が入り、電源オンを示すLEDのデモンストレーション点滅がスタートし、5つ列んだ中央のLEDが点滅、最後に消灯して終了する。電源は、アスリートが10分間静止状態であるか、ウオーキング程度の軽い運動量であれば自動的にパワーオフしてくれる。あくまでアスリートが走るためのシューズなのだ。
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