レビュー
2万円弱のMicroDrive対応ムービーカメラを使ってみた(3/3 ページ)
撮影時にはオートフォーカスが使える。一般的なカメラと同様に、シャッターを半押しすれば、ギギギギとかすかに動作音がして焦点を合わせてくれるので、そのままボタンを押し込めばいい。また、設定を変更すれば、動画撮影時にもオートフォーカスが利用可能だが、「使うと若干ノイズ(フォーカス動作音)が入るが、いいのか?」という趣旨の警告メッセージが表示される。
ただ、撮影品質自体、フォーカス云々以前のレベルなので、使っても使わなくてもいずれにせよ大差はない。動画撮影中にシャッターを押せば、手動で「無限大(2メートル以上)」「人物(1~2メートル)」「マクロ(40センチ~1メートル)」の3段階で焦点が切り替えられるので、そっちを使ったほうがいいだろう。
そのほか、動画撮影では設定らしきものはほとんどないが、カーソル右を押せば、+1→+2→+3→-3→-2→-1→+0と露出調整は行える。また、設定メニューではエフェクト(モノクロのみ)撮影も選択可。
静止画撮影モードでは、露出調整に加え、カーソル左を押してフラッシュモード(強制発光/自動/オフ/スローシンク)を選べる。また、エフェクトはモノクロ以外にセピア/ソラリも用意されるほか、ホワイトバランス(自動/昼光/曇天/蛍光灯/電球)、ISO(自動/100/200/400)の設定も可能だ。
再生モードは、静止画と動画の両方を同列に扱う。通常はカーソル左右で1枚ずつ移動していくのだが(動画は最初のフレームを表示し、シャッターで再生開始)、ズームレバーをW側へ入れることで、サムネイル一覧でも表示可能。ただし、この場合、カーソル上下はあくまでページめくりで、ページ内の移動はカーソル左右しか使えない。さらに、選択はENTERではなく、ズームレバーT側でしか実行されないのは少々ややこしい。
撮影品質に関しては、静止画は意外にも(?)必要十分なレベルを確保している。2832×2128ピクセルは前述のとおりソフトウェア処理なので、いかにも拡大処理しましたよという印象の映像になるが、2304×1728ピクセルであれば、細かい部分や輪郭を見ても、しっかりと描写されている。色のりもよく、むしろ、やや濃厚すぎるほどだ。
一方、動画のほうはいただけない。カラーノイズが著しく、ジャギーもかなり目立つ。640×480でも解像度は特に高く感じず、また、352×288以下でも決して動きが滑らかにはならない。フレームレートについては、平均で見ると、640×480では10fps程度、352×288以下でも20fps程度にとどまるようだ。
現在では、2万円台のデジタルスチルカメラにも、レベルの高い静止画撮影に加え、なんらかの動画撮影にも対応可能な製品が存在する。そのため、400万画素CCD搭載という点だけで、「DN-HDDV8000」が存在をアピールするのは、なかなか難しい。しかし、比較的大容量のCFカードを所有する人であれば、同スロットに着目して、購入時の選択肢の1つとして考えてみてもいいだろう。
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