っぽいかもしれない
新iPodをアレコレいじってみた(2/4 ページ)
実験その3:iPod videoで再生できるビデオを作る
iPod videoで再生できるビデオの仕様は次のようになっている(オーディオは省略)
いくつか補足がいる。まず、画面サイズ。H.264では320×240(ピクセル)となっているけど、これは最大値。これより小さいのでもOK。その場合、iPodでの再生時には画面いっぱいに拡大(リサイズ)されて表示される。また、実は最大320×240ではなく、ピクセル数の合計が76800(=320×240)以下というのが本当らしい。つまり364×204なんていうビデオも再生できてしまう。この場合、再生時には画面にあうサイズにリサイズされて再生される。MPEG-4の480×480というのも同様。合計230400ピクセルまでが再生可能で、368×204のデータがちゃんと再生できた。
H.264が「ベースラインプロファイル」でなくてはならないというのも重要。H.264は「ベースライン」「メイン」「拡張」の3種類のプロファイルを持てるのだけど、iPod videoで再生できるのは、このうちのベースラインプロファイルを持つものだけなのだ。そして、いま世の中にあるH.264データ(あるいはエンコードソフト)のほとんどはメインプロファイルを使用している。いち早く市場に登場したPSPで再生できるのがメインプロファイルだというのも大きい。このようなデータはいまのところiPod videoでは再生できない(*4)。
一方、iTunesでは基本的にQuickTimeで再生できるものはすべて再生できる。だからライブラリに登録することもできる。しかしそのうちiPod videoで再生できるのは前期の条件を満たしたものだけだ。それ以外のものをiPod videoに転送しようとすると、このようなダイアログが表示される。
このダイアログがでるのはいい。まずいのは、iPodで再生できるものと、再生できないものの区別がiTunes上からは分からないことだ。リストにはそれがビデオであることを示すアイコンが表示されているけど、せめてこの色を変えてくれないとわかりにくくて困る。
iPod videoで再生できるビデオを作る
iTunesは登場したときから、音楽CDをMP3データに変換する機能を持っていた。だから、こんども動画データをiPod video用に変換する機能があるのではないかと期待してたのだけど、そんなことはなかった(*5)。変換は自分で別のソフトを使ってやることになる。
アップル純正でまかなおうとすると、QuickTime(バージョン7.0.3)を有料(3400円)のQuickTime Proにアップグレードしなければいけない。しかし、MPEG-2からの変換にはさらにQuickTime MPEG-2 再生コンポーネントが必要となり、それをもってしてもMuxedデータ(マルチプレクス形式)からは音声情報が失われてしまう。
Macの場合、iMovieを使えばQuickTime Proを使わなくてすむが、アプリケーション内部でいちどDVフォーマットに変換してから、再変換という形になるので不要な時間がかかる。iMovieはもともと変換ツールではないのだ。
というわけで、他の方法を模索することになる。方針はふた通り。簡単にMPEG-4にするか、気合いを入れてH.264にするか、だ。
*4「いまのところ」と言ったのは、仕様に「ファームウェアのアップグレードにより、将来的に他のビデオフォーマットにも対応可能」と書いてあるからだ。
*5もちろん、市販のDVDからリッピング可能にしろとは言わない。
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