次世代Windowsに対応できるか? 「Vista査定」で判定(1/2 ページ)
米MicrosoftはPCユーザーにWindows Vistaへのアップグレードの準備を整えてもらいたい考えだ。
その目的のため、同社は5月18日、自分のPCで次世代Windowsが動作するかをユーザーが確認できるようにするためのキャンペーンを始動する。
この取り組みは、5月22日にシアトルで開催の同社の年次カンファレンスWindows Hardware Engineering Conference(WinHEC)に先立って行われるもので、その一環として、「Get Ready」Webサイトも発表される。このサイトでは、VistaへのアップグレードにPCがどれだけ対応しているかを査定できるアプリケーションを提供する。
さらにMicrosoftは、Vistaにアップグレードするための最低限のPCハードウェア要件セットを発表する方針だ。この計画に詳しい情報筋によれば、一部のシステムについては、1GHzプロセッサと1Gバイトのメモリの割り当てが必要となる。
2007年早くにリリース予定のVistaをめぐっては、かねてから、Windows XPよりも強力なPCハードウェアを必要とすると予想されており、同OSへのアップグレードや新規システムの購入を検討する多くのコンシューマーや企業のITマネジャーの間では、同OSのハードウェア要件の発表が待望されている。
Microsoftはハードウェア要件に関する情報の大半を既に公開しているが、5月18日の発表が正式なものになると見られている。
情報筋によれば、Vistaの新機能をすべて活用し、同OSのフルバージョンを実行したい向きは、「Premium Ready PC」と呼ばれる要件を満たす必要があり、最低でも、1GHzのプロセッサ、1Gバイトのメインメモリ、128Mバイトのグラフィックスメモリ、および多数の要件を満たすグラフィックスプロセッサが必要となる。
もっとも、Vistaはここ数年に製造されたPCの大半で動作することになる。MicrosoftはそうしたレベルのPCを「Vista Capable PC」と呼ぶことにしており、こうしたPCの場合、800MHzのプロセッサ、512MバイトのRAM、およびDirectX9対応のグラフィックスプロセッサが必要となる。
最近のPCは大半がVista Capableの要件を満たしている。ただし情報筋によれば、3次元のAeroインタフェースなど、Vistaの最もハイエンドな機能を活用するためには、Premium Readyレベルのガイドラインを満たす必要がある。
Premium Readyのガイドラインでは、1GHzプロセッサ、1GバイトのRAM、および128Mバイトの専用グラフィックスメモリが必要とされている。
だが情報筋によれば、こうした要件を満たした上で、PCのグラフィックスプロセッサはさらにDirectX 9とWDDM(ドライバを記述するためのWindowsディスプレイドライバモデルフォーマット)に対応する必要があるほか、Pixel Shader 2.0をサポートし、32bpp(1ピクセル当たりのビット数)の色深度を提供し、さらには最低限の帯域要件も満たす必要がある。
Microsoftは、128Mバイトのグラフィックスメモリで最高190万ピクセル、最高1200×1600ピクセルの解像度のディスプレイを処理できると発表すると見られている。
それ以上の解像度に対応するには、メモリをもうワンランク増量し、256Mバイト以上の割当てが必要とされる見通しだ。
こうした要件はGartner Groupによる幾つかの指摘にも対応している。Gartner Groupは3月28日付のリポートで、Vistaでのフルカラー表示には少なくとも1Gバイトのメモリが必要となるだろう、と指摘している。
だがシステムメモリとグラフィックスメモリは共有の場合が多いため、メインメモリの1Gバイトという最低条件は、いわゆる統合型グラフィックスチップを使用している多くのコンピュータにとってはもっと厳しいものとなる。
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