CDやDVDをスマートに管理
銀色のタワーがやってきた――BLUEDOT“divita”(2/2 ページ)
前述の通り、文字入力は携帯電話に準じたもので、操作もとくに迷いそうな部分はない。たとえば、新しいDVDディスクを登録する場合は、「mode」ボタンを押して「Disc Info」に入り、「Disc Add」を選択するとタイトル入力画面に移る。英語版では、アルファベットの大文字、小文字、数字のほか、記号の入力にも対応しており、入力切り替えは「#」ボタンで行う。日本語版はJIS第一水準をサポートする予定だ。
もちろん、方向キーと「Back」ボタンを使って“半角空き”や“戻る”といった操作も可能。少なくとも携帯電話の操作に慣れている人なら迷うことはないだろう。タイトル入力が終わったら、あとは画面の指示に従ってセーブするだけだ。気をつけたいのは、入力できるタイトルが最大15文字という点だろうか。
ディスクを取り出す際は、「Disc Search」のタイトルリストから選択する。タイトルリストは1画面につき4タイトルと一覧性があまり高くないため、100タイトルすべて登録した場合はリストが25ページにもなってしまう。しかもタイトルリストはあくまで“登録した順”で、アルファベット順などでソートできない点も物足りない。
では、目的のタイトルが出てくるまでページをめくり続けなければならないかといえば、そうでもない。「Disc Seach」(検索)メニューで文字を入力すると該当するタイトルをリストアップしてくれるほか、よく見るタイトルなどは「Favorite Disc」(お気に入り)に登録しておくと、タイトル名の前に◇マークが付き、「Favorite Disc」メニューからすぐにアクセスできるようになる。お気に入りは10タイトルまで設定可能だ。
なお、Disc Infoに入っているときにDVDを挿入すると、自動的に「Add」か「Store」かを選択する画面に移る。ここで「Add」を選ぶと新規登録が行えるため、いくつものDVDタイトルを続けて登録したいときには便利だ。逆に「Store」を選ぶと、取り出したタイトルの一覧が現れるので、該当するタイトルを指定すれば正しい位置に戻すことができる。
このほか、登録済みタイトルの変更や消去といった一通りのディスク操作にくわえ、パスワード設定や時計表示といった機能がある。パスワードを設定すると、起動時に正しいパスワード(4桁の数字)を入力しないと時計表示以外の機能がすべて動かなくなる仕組みだ。
注意したいのは、パスワードを忘れてしまった場合にユーザー自身がリセットすることができない点。理由は、「企業などが導入することも考慮したため。簡単にリセットできてしまっては困る」(同社)ため。BLUEDOTのサポートに連絡し、センドバック修理になってしまう可能性が高い。
なお、メニューの中に「Reset」という項目があるが、こちらはエレベータの動きがおかしいときなどにハードウェアをリセットするためのもの。誤解しやすいので気を付けたい。
BLUEDOTの“divita”は、コンセプトが非常に明確なストレージシステムだ。サイズはともかくとして、デザインや機能はリビングルームやシアタールームが前提のため相性が良く、操作はパソコンを使わない人にも分かりやすい。欲をいえばメディアの管理機能をもう少し強化してほしいと思うが、機能がシンプルなところも使いやすさの一要素だ。これはこれで、まとまった製品だと思う。とにかく存在感はありすぎるほどあるため、ホームシアターやリビングルームにワンポイントを加える要素としても貴重な存在といえるかもしれない。
やはり問題は、DVDを再生したり録画するのではなく、単に「収納する」ものに対して、どれだけの人が4万1700円(税込み)を投資できるか、という点だろう。しかし考えてみればAVラックなどにはさらに高価なものが多く存在するし、ケーブル1本に数万円をかける人も多いのがAVの世界。その点では、さほど高価な買い物とはいえないのかもしれない。
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