Windows XP SP3 RCを試してみた(1/2 ページ)
米Microsoftは12月3日、かなり遅れていたWindows XPのService Pack(SP)3のリリース候補(RC)を、MSDN(Microsoft Developer Network)とTechNetの会員向けにリリースした。β版が約1万5000人のテスターに配布されてから約1カ月後のことだ。
顧客はまだVistaへの移行に熱心でなく、XP SP3への関心は高まっている。SP3には新機能という点ではほとんど追加はないが、2004年8月にSP2がリリースされた後にMicrosoftが公開した数百件のフィックスをまとめたもの、重要なセキュリティと安定性のフィックス、幾つかの新機能が搭載されている。
XP SP3(β版)ではSP2と比べてアプリケーションが10%高速だったとも報じられているが、これはSP3のベンチマーク測定やレビューのための試みではない。
β版とRCには本質的に、少数のテスターに渡されるバージョンと、最終的にエンドユーザーの手に渡るバージョンの間にあるくらいの大きな変更があるものだ。もっとも、後のテストでVista SP1のOffice 2003とXP SP3のOffice 2003を同一条件で比較したところ、XP SP3の方がXP SP2よりも高速で、Vista SP1のおよそ2倍高速だったことは特筆すべきだろう。
2台のXP SP2マシンをSP3 RCにアップグレードしたわれわれの体験から言えるのは、SP3はWindowsとアプリケーションの性能全体を少し押し上げるようだということだ。eWEEKのテストでは、VirtualBoxやVMwareを走らせた仮想マシンではなく、ネイティブハードでXP SP2を動かしているシステム2台を使った。
2台のうち1台は、かなりの改造を加えたGateway 503GRだった。3GHzのPentium 4、2GバイトのRAM、ATI Radeon 250グラフィックスカード、300GバイトSATA HDDを搭載している。つまり、2005年の最新鋭マシンをアップグレードしたものだ。もう1台も2005年のスペシャルマシンで、ハードの改造はない。HP Pavilion a350nで、2.6GHzのPentium 4、512MバイトのデュアルチャネルDDR333 SDRAM、120GバイトSATA HDDを搭載する。
最先端とはほど遠いが、XPのテストにはほぼ完ぺきなマシンだと思った。多くの企業が今も使っていて、Vistaに「アップグレード」されないことがほぼ確実な典型的な企業のシステムだからだ。
SP3を圧縮された350Mバイトの実行可能ファイルからインストールするのは、503GRでは30分かからなかった。だがa350nではもっと長くかかり、2時間弱で終わった。オフィスで古い、遅めのシステムを使っているなら、週末を使ってSP3にアップデートする準備をした方がいい。
ユーザーにとってもシステム管理者にとっても、インストールが終わったときに特に目につくものは何もない。新しいOSに乗り換えるくらい大がかりなアップグレードだったXP SP2とは違うのだ。eWEEKのコラムニスト、ラリー・セルツァーは最近、SP3について、もっとこういう種類のアップデート――最後のメジャーアップデート後の更新をまとめた単純なアップデート――があってしかるべきだと話していた。
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