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iPodをホームオーディオの主役にするLars&Ivanのハイブリットアンプ(3/4 ページ)
さて、一番大事な組み合わせるスピーカーだが、PA40Tiの販売元であるLars&Ivanからは2種類のスピーカーが用意されている。「CUBE-S」と呼ばれる木製キャビネットにホワイトのラッカー仕上げというなかなかオシャレなスピーカーと、約16ミリ厚のアクリル板を贅沢に使った少し小振りな「BoBo」と呼ばれるスピーカーだ。スピーカーの側面がアルファベットのBの形をしていることから命名されたらしい。
前者のCUBE-Sは、名前の通り、縦×横×高さのすべてが230ミリの立方体エンクロージャーを採用したユニークな製品だ。128ミリ径ウーファーの中央に高域用ドライバーを取り付けた同軸2ウェイのコアキシャル型スピーカーユニットを採用している。背面に2本の円筒形ダクトを備えたバスレフ構造を採用し、立方体という音響的には制御の難しい構造を補完し、見た目のユニークなデザインと音質面の折り合いを付けている。
後者のBoBoは、バッフルに厚手のアクリル板を使用し、スピーカー全体を支えるスタンドにアルミを使用している。スピーカーユニットには、100ミリのフルレンジ用と20ミリの高域用、2個のドライバーユニットを使用している。エンクロージャー後部にはラウンド型のプラスティックを使用し、曲面を上手くチューニングしたバスレフ方式を採用することによって、デザイン的な先進性と優れた音響特性の両立を目指している。
最後になるが、PA40Tiと2種類のスピーカーである「CUBE-S」と「BoBo」を組み合わせて、ほぼ丸1日、30枚以上のCDを聴いた。大ざっぱではあるが、iPodをコアシステムとしたホームオーディオ装置の購入を検討している人の参考材料になれば幸いだ。筆者は普段リビングではB&OのBeoSound9000を、自室のデスクトップ・オーディオとしてBoseのAWMSIIを使用している。音楽ジャンルは雑食系で、ヘビメタからクラシックまで捕らえどころがない。
一般的なイメージに反して、音があまり前に出てこないBoseの超大型CDラジオである「AWMSII」を普段から利用しているせいか、PA40TiとCUBE-SあるいはBoBoの組み合わせは、いずれも、音楽ソースの音が前面に飛びだしてくる極めて元気のあるイメージだ。素材が再生音の傾向を決めてしまうことは多いが、木製のエンクロージャーを採用したCUBE-Sに比較してBoBoはよりクリアで輝いた音だ。エンクロージャーサイズの影響か、低域は少し不足気味に感じる人もいるだろう。これは、ウーファーの追加などでチューニングする楽しみとなるだろう。
特徴的なのは、ボーカルの再生クオリティが極めて高いことだろう。最新のデジタルマスターだけではなく、30年以上昔のマスターから起こされた懐かしいCDでも素晴らしいボーカルを聴かせてくれる。筆者の大好きな懐かしいジェスロ・タル「My Sunday Feeling」や、レイ・チャールズ「Seems to be the hardest」などがその代表例だろう。
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