人とくるまのテクノロジー展2008

「衝突実験用ダミー人形」を製造する、日本で唯一の企業

画像 「人とくるまのテクノロジー展2008」(パシフィコ横浜、23日まで)で展示していた、男性のダミー人形。衝突実験で歩行者役に使われる

 日本にはグローバルな自動車メーカーがいくつもあるが、自動車の衝突実験に使う等身大のダミー人形を製造する企業は、1社しかない。

 昨年、日本企業として初めてダミー人形の製造に参入したのはジャスティ(東京都江東区)。それまで日本の自動車メーカーは海外から輸入していたという。

 ダミー人形は、自動車が衝突した際に人体に与える衝撃の大きさを検証したり、エアバッグやシートベルトなどの作動確認に使われている。実験やドライバー向け教育用映像などでおなじみだ。

 同社はこれまで、衝突実験用ダミー人形のパーツや、人形の性能を試験するための装置などを手がけきたが、ダミー人形自体の製造にも乗り出した。「人とくるまのテクノロジー展2008」(パシフィコ横浜、23日まで)で、製品を展示している。

 皮膚はポリ塩化ビニール製。人形の頭や腰、膝などけがをしやすい部分には加速度センサーが付いており、衝突時にかかる衝撃を測定できる。1つのダミー人形に使われているパーツの数は、センサーを含めて約500~600あるという。

 大きさや重さは法律で決められており、アメリカ人の平均サイズが基準になっているという。

 男性と女性、10歳児、6歳児、3歳児のダミーを製造する。車に乗せて使う人形以外に、衝突実験で歩行者役となる人形もある。これまでに販売したのは10体。男性人形の価格は約1000万円だ。「多いところでは週に3回ダミー人形を使った実験を行う自動車メーカーもある」(説明員)

立っているダミー人形の後ろ側
立っているものと比べて、尻のパーツの形が違う
ダミー人形の頭の部分。自動車のフロントガラスにぶつけ、人の頭部が受ける衝撃の大きさを検証するのに使う
印刷する
SNSでシェア
SpecialPR

この記事の著者

こんなメディアも見られています

ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。

メールマガジンを配信中
メールマガジンを配信中

国内外の業界動向、AIやクラウドなどの最新技術、キャリア情報など今知りたい情報をまとめてお届けします。

いますぐご登録

本日の新着記事

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

ITmedia NEWS SNS

X @itmedia_newsをフォロー

インフォメーション

ITmediaNEWSをフォロー

あなたにおすすめの記事PR