デジタル時代の「写真立て」(後編)

デジタルフォトフレームを眺めて、画質を比較する(2/2 ページ)

デジタルフォトフレーム、最大の弱点

 デジタルフォトフレームは「写真を表示する」単機能製品であり、操作は紹介した製品のいずれも簡単だ。基本的には電源を入れた後、メモリーカードを差し込めば利用できる。デジタル製品の操作に慣れていない層でも扱いはたやすいはずだ。しかし、前回にも言及したよう、今回の6製品では操作インタフェースがあまり練り込まれておらず、時にはマニュアルを参照する必要のある製品も見受けられる。

 操作性を高く評価したいのは、ソニー「DPF-V900」と三洋電機「LVF-PF71」。前者は操作全体の分かりやすさ、後者はボタン類の日本語表記が扱いやすさの向上に貢献しているように感じた。「DPF-V900」は再梱包が容易なパッケージになっており、「孫の写真をメモリーカードでセットした後、祖父母へプレゼントする」といった使い方も提案している。

 ただ全製品に関して、根本的な部分で改善を望みたいのが電源だ。

 製品の性格上どうしても電源は必要だが、今回紹介した6製品はいずれもバッテリーを内蔵しておらず、利用時にはACアダプターを接続する必要がある。しかも、本体の小型化に注力したのか、アダプター部を内蔵した製品はひとつもない。いくら本体をスリムに作り込んでも、ケーブルがぶら下がり、その先にボックス型のアダプターまでもあるのではとてもリビングのテーブルに置くスマートさを持っているとはいえないだろう。

今回紹介した6製品は利用に際してACアダプターが必要

 画面も小さく、どちらかといえばトイグッズの範囲にはいるため今回は紹介しなかったが、セガトイズの「デジポット」やプリンストンテクノロジーの「PPF-OVO」、グリーンハウスの「GHV-DF24HT」のようにバッテリー(乾電池)駆動可能な製品も登場している。

プリンストンテクノロジー「PPF-OVO」。画面サイズは1.5型(解像度は128×128ピクセル)と小さいが、実売想定価格は3980円とお手ごろ

 ただ、デジタルフォトフレームという製品自体まだ歴史の浅いジャンルであり、今後も基本機能の改良を進めた製品が登場してくることは間違いない。デカカメ画像を楽しむ製品のひとつとして、注目したいジャンルだ。

印刷する
SNSでシェア
SpecialPR

この記事の著者

関連記事

こんなメディアも見られています

ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。

メールマガジンを配信中
メールマガジンを配信中

国内外の業界動向、AIやクラウドなどの最新技術、キャリア情報など今知りたい情報をまとめてお届けします。

いますぐご登録

本日の新着記事

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

ITmedia NEWS SNS

X @itmedia_newsをフォロー

インフォメーション

ITmediaNEWSをフォロー

あなたにおすすめの記事PR