アップルインタビュー(後編)
「iPod touch」は究極のエンターテイメントを目指す(1/2 ページ)
前・中編に続き、AppleワールドワイドプロダクトマーケティングのiPod担当者、ショーン・エリス氏に話を聞いた。今回は、新たにスピーカーを搭載した「iPod touch」と「iPod Classic」、そして2つのイヤフォン新製品がテーマだ。
――それでは、新「iPod touch」の特徴を紹介してもらえますか?
エリス:とにかく美しい製品です。磨かれたスチールのエンクロージャーの側面には、ユーザーの声を反映してボリュームボタンが追加され、本体の底には内蔵スピーカーが追加されました。われわれは常にユーザーの声に耳を傾けており、それがふさわしいと思えば、ちゃんと製品に反映するのです。
音質に優れたスピーカーかといわれれば、そうではないかもしれません。でも、ちょっと音楽を聞きたいときには十分な音質です。
さて、画面の大きいiPod touchでは、動画を見るのもかなり楽しくなってきます。音楽ビデオも大変きれい。また、この画面の大きさと加速度センサー、タッチスクリーンなどを生かして本格的なゲームも楽しむことができます。
スティーブ・ジョブズの講演でフィル・シラー氏が紹介したエレクトロニック・アーツの「SPORE」や「Need for Speed」などのゲームはもう見ましたか? なかなか、すごいですよね。ちょっと前のPC並みのリアルなグラフィックでゲームが楽しめてしまいます。
エリス:App Storeでは、そうした楽しいゲームが700種類近く用意されています。しかも、その多くが無料で入手できるものです。こうした要素があわさることでiPod touchは最高のエンターテイメント機器に仕上がっています。
しかも、無線LANの接続を使って「App Store」から直接アプリケーションをダウンロードしたり、音楽を「iTunes Wi-Fi Music Store」から購入、ダウンロードすることも可能です。
――なるほど。しかし、個人的には「Nike+iPod」の機能はiPhoneにこそ内蔵してほしかったと思います。携帯電話は常に持ち歩くもの。それとは別にiPod nanoやiPod touchを持ち歩くと、かえって荷物が増えてしまいます
エリス:なるほど、その要望は皆で話し合うことにします。
――ほかにも何か特徴はありますか?
エリス:そういえば、新しいiPod touchでは、箱も変わりました。従来のような紙の箱ではなく、iPodシリーズらしい中身の見えるプラスチック製の箱です。電源を入れるとどう見えるのか、液晶画面の上に画面表示を印刷した紙が載った状態で棚に並べられます。
――iPhoneにしかなかったいくつかの機能が、新搭載されていますが、カメラはつかなかったですよね? どうしてですか?
エリス:ええ、お答えしました通り、われわれはどの機能を、どの製品に搭載するかは、製品ごとのバランスを考えて検討していますが、その結果カメラは不要という結論に達しました。
――私はこれは非常にいい結論だと思います。というのが、最近、「DESIGN BUSSAN NIPPON」展という非常によくできた展覧会があり、そこのガイドとしてiPod touchが使われていたのですが、もしカメラがついていたら、禁じられている作品の写真撮影を、来場者が不用意にしてしまう可能性があったからです
エリス:なるほど、それは確かにいいポイントですね。実際に米国でもiPod touchはニューヨークの「MoMA」(ニューヨーク近代美術館)をはじめ、多数の美術館や展覧会のガイドとして貸し出しされています。
――今回のiPod touch、米国では即時発売でしたが、日本は9月下旬の発売ですよね。これは無線の許認可の問題ですか?
エリス:その通りです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
6
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
7
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR